2009年03月19日(木)
3月の月次入札、総額980億ドルに・財務省
[金融・経済]
米財務省は19日、来週実施の月次入札での発行額を発表した。2年債は400億ドルで据え置き。しかし5 年債を前回の320億ドルから340億ドル、7年債を220億ドルから240億ドルにそれぞれ増やした。総額980億ドルで、月次入札で過去最高となる。入札は24日の2年債から順次行われる。
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09年世界砂糖需要、少なくとも2%減少見通し・ドバイ製糖所大手
[砂糖]
ドバイに拠点を置く製糖所アル・ハリージの幹部は19日に米通信社ダウ・ジョーンズに対し、2009年の世界砂糖需要が前年比較で少なくとも2%落ちるとの見通しとを示した。2月に白糖輸入の需要増加を見込んでいたが、いまだに実現していないとコメント。
同社の主要顧客であるイランやイラクでは在庫が細っていながら、やはり需要が上向いていないことを指摘している。景気後退による砂糖需要への影響は限られる傾向が強いものの、今回の悪化度合いから前年割れを懸念しているとのこと。同氏は今年終わりには改善の見方を維持しているが、輸入国が資金調達などで支援するかによるとしている。
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インド、大豆油輸入関税撤廃
[穀物・大豆]
インドの貿易相は19日に記者団に対し、政府が大豆油輸入関税を従来の20%からゼロにすることを明かした。同相によると、近日中に正式発表となる。地元ブローカーの間では、関税撤廃により国内価格が下がり、消費で輸入ヤシ油からのシフトが進むとの見方が出ていると報じられている。
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失業保険新規申請件数64.6万件、予想下回る
[経済指標]
米労働省が発表した14日までの週の失業保険新規申請件数は64万6000件だった。前週に比べて1万2000件減少。市場予想も下回った。なお、前週分は速報での65万4000件から65万8000件に上方改定である。
雇用情勢をより良く映すといわれる4週平均は65万4750件だった。1982年10月以来の高水準と伝わっている。4週平均は8週連続して前週より高い。
失業保険の継続受給件数は3月7日時点で547万3000件だった。継続需給件数は1月10日までの週から増加を続けており、直近週は一週間前より1万8500件増加。この結果、過去最高も再び更新した。継続需給のデータは新規申請件数より一週間遅れとなる。
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2009年03月18日(水)
FOMC、全会一致で金利年0-0.25%のレンジ維持と米国債購入決定
[金融・経済]
米連邦公開市場委員会(FOMC)は18日、短期金利の指標となるフェデラルファンド(FF)金利誘導目標を従来の年0-0.25%のレンジを維持すると発表した。また、例外的に低い金利環境が続くと1月の前回会合での見通しを繰り返した。このほか、金融市場を立ち直らせるための支援策として、最高 3000億ドルの長期国債を向こう6ヶ月間で買い入れることも決定。
なお、本日の決定は全会一致であり、1月に唯一反対票を投じていたラッカー・リッチモンド連銀総裁も賛成にシフトした。
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アンゴラ石油生産、日量210万バレルの能力でもOPEC枠遵守
[エネルギー]
アンゴラのバスコンセロス石油相は18日に記者団に対し、日量210万バレルの石油生産能力があると述べた。ただ、石油輸出国機構(OPEC)による同165万6000バレルの割り当て枠に基づいて、生産を削減しているともコメント。今年度のOPEC議長を務める同相はまた、ほとんどの加盟国が割り当て枠を遵守しているともいう。このほか、石油価格下落による同国の生産計画への影響はとりあえず限られていることを示した。ただ、値下がりが続く場合、プロジェクトの一部延期を余儀なくされる可能性にも触れた。
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2008/09年度フィリピン砂糖生産200万-210万トン見通し
[砂糖]
フィリピン砂糖規制局の局長は18日、 2008/09年度の国内砂糖生産について200万-210万トンと見越していることを示した。前年度が245万5000トン。当局はシーズン初めから前年割れをみており、雨期が長引き、砂糖きびのイールド低下に至ったのが背景にある。ただ、局長は2008/09年度の在庫を2-2.5か月分の国内消費に相当する規模とさせるために最高15万トンの輸出を狙っているとも述べた。このほか、景気後退による砂糖市場への影響は限定的との見方も示唆している。
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2月の消費者物価指数0.39%上昇、予想以上の前月比プラス
[経済指標]
米労働省が発表した2月の消費者物価指数(CPI)は前月比0.39%上昇した。2ヶ月連続の前月比プラスで、また昨年7月以来の高い伸び。変動の激しいエネルギーと食品を除いたコア指数が0.19%アップで、前月とほぼ同じペースで上昇基調を続けた。CPI、コア指数ともに伸び率は市場が予想していた以上だ。
エネルギーが3.28%上がった。1月に5ヶ月ぶりの上昇となり、2月は一段高でペースも加速。エネルギー値上がりの背景にあるのがガソリンだった。前月に比べて8.30%のプラスで、昨年6月以来の高い伸びである。ガス・電力は2ヶ月連続の低下だったが、0.04%と前月より著しくスローダウン。
一方、食品は0.11%下がった。食品の前月割れは2006年4月以来。乳製品が2%強下がり、また油関連からパン類、肉・魚・卵、非アルコール飲料製品など大勢が前月よりダウンとなった。上昇したのは野菜・果物、外食ぐらいだ。
コア部分では、アパレルが1.28%上昇した。これは1990年3月以来の高い伸びである。紳士・男児服は3%近い値上がりとなり、1947年から残る記録でこれまで見られなかった上昇率である。婦人・女児服は昨年8月以来の大幅プラス。新車が0.81%高い。これは2004年11月以来の大きな値上がりだ。ただし、中古車は13ヶ月連続下落となり、しかも2月は2003年11月以来の大きな落ち込みである。航空運賃は2.61%と2ヶ月続けて2%を超える下落。家賃や医療は前月より低い伸びだった。
2月のCPI は前年同月と比べると0.07%上昇した。昨年12月から今年1月に1955年代以来の連続前年割れとなったのから、小幅にもプラス転換である。コアは前年同月比1.78%上昇で、前月時点での前年比伸び率を上回った。
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インド政府、大豆油輸入で減税検討の見通し
[穀物・大豆]
インド政府が大豆油輸入での減税を近日中に検討する見通しと報じられている。税率は減税20%だが、引き下げ幅など具体的なことは不明。
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