2025年07月11日(金)
IEA、世界石油需要見通しを前月から引き下げ
[エネルギー]
国際エネルギー機関(IEA)は11日に発表した月報で、2025年の世界石油需要が前年比で日量70万バレル増加するとの見通しを示した。前月から下方修正で、増加幅はパンデミックの影響を受けた2020年を除けば、2009年以降で最低となる。4-6月期の伸びは日量55万バレルと、1-3月期に110万バレル増加したのから急速に鈍化する。2026年の需要は日量1億440万バレルと、前年比で72万バレルの増加、こちらも小幅の下方修正となった。
世界石油生産は、6月に日量1億560万バレルと前月から95万バレルの大幅増となった。サウジの生産増が背景にあるという。前年同月比では290万バレルの増加、このうちOPECプラスは190万バレル増加した。OPECプラスが8月に一段と増産方針を打ち出したことを受け、今年度の世界生産は1億510万バレルと前年から210万バレル増加する見通し、2026年には130万バレル増加するという。このうち非OPECプラスの生産は、2025年が140万バレル、2026年が94万バレルの増加となる。
製油所稼働は6月に日量170万バレル増加、7月と8月にかけて更に200万バレル増加し、日量8,540万バレルで季節的なピークを迎えると予想。2025年度の稼働は日量8,330万バレルと前年比で50万バレルの増加、2026年は8,380万バレルと50万バレルの増加になるという。精製マージンは、原油の急騰を受けて6月に低下した。
世界の石油在庫は、5月に78億1,800万バレルと、前月から7,390万バレル増加した。OECD諸国では石油製品の民間在庫が増加。非OECD諸国では原油在庫が積み増しされた。原油と天然ガス液(NGL)は中国を中心に4ヶ月連続での積み増し、石油製品も今年に入って初めて積み増しに転じた。速報データによると、6月も洋上在庫や非OECD諸国を中心に在庫の積み増しが進んだという。
Posted by 松 7/11/25 - 09:27



