2010年03月11日(木)
1月貿易収支は372.9億ドルの赤字、予想以上に赤字縮小
[経済指標]
貿易収支
出所:米商務省、NY8:30発表、季節調整値、単位100万ドル、▲赤字
| 10年1月 | 前月比 | 09年12月 | 市場予想 | ||
| 貿易収支 (モノ+サービス) | ▲37288 | ↓6.55% | ▲39902 | ▲41000 | |
| >モノ(Goods) | ▲49373 | ↓4.89% | ▲51909 | ||
| >サービス | 12085 | ↑ 0.65% | 12007 |
米商務省が発表した1月の貿易収支は372億8800万ドルの赤字となった。前月を6.55%下回り、予想以上の赤字縮小である。なお、商務省によると2009年のデータが季節調整の修正に伴い全面的に改定となった。この結果、2009年の貿易赤字は通年で3786億2900万ドルと、当初推定の3806億6100万ドルよりやや少なくなった。
1月の輸入が1.69%減となり、モノの輸入が2.13%減少した。いずれも昨年8月以来のマイナス転落であり、また2009年2月以来の大きな落ち込みである。カテゴリー別には、自動車関連が8.06%と昨年1月以来、ちょうど一年ぶりの大幅マイナスだった。資本財がコンピューターや通信機器、工業機械、民間航空機などを中心に3.01%ダウン。消費財は2.32%落ち、テレビ、薬品などの減少が特に大きい。
工業品は0.08%ダウン。内訳はまちまちである。最も減少が大きいのは原油。季節調整前で前月から10.65%減の181億2218万5000ドル。単位価格は前月の73.20ドルから73.89ドルに上昇したが、買い付け規模が日量791万2000バレルと前月より11.48%減少した。反面、燃料油や天然ガス、石油製品は前月比プラスである。食品・飼料・飲料は1.74%、2ヶ月連続増加。サービス輸入は0.36%アップである。前月に5ヶ月ぶりの高い伸びとなってからやや増加ペースが鈍った。
1月の輸出は0.34%減少した。2009年4月以来のマイナス転落。モノの輸出が0.69%減り、やはりこれも9ヶ月ぶりの前月割れだ。自動車関連が5.72%減った。昨年6月から続いていた増加が止まった格好になる。資本財が2.92%ダウンで、このうち民間機、工業用のエンジンや機械の減少が目立つ。食品・飼料・飲料は1.14%、2ヶ月連続ダウン。前月以上のマイナス幅でもあった。一方、工業品が1.83%、消費財1.28%それぞれアップ。いずれも前月に続いて増加しながらも、伸びペースはスローダウンした。サービス輸出は0.44%増加。昨年12月の前月比が速報の0.08%減から0.35%増に改定となったことから、1月までに8ヶ月続けて前月比プラスである。
物価上昇を考慮した実質値(リアルマネー)ではモノの赤字が前月比6.27%減の410億3500万ドルだった。石油関連が5.06%減り、非石油は6.39%ダウン。
国別で赤字最大の対中国が182億9600万ドルとなった。前月の181億3800万ドルから増加。反面、日本とのギャップは前月の46億900万ドルから33億4900万ドルに縮小した。対カナダ赤字が前月から膨らんで39億200万ドルと日本を抜いて3位となった。メキシコに対する赤字幅は前月比マイナスも、46億2200万ドルと中国に次いで2番目に大きい。
Posted by 松 3/11/10 - 08:42



