2010年05月12日(水)
3月貿易収支は404.2億ドルの赤字、ほぼ予想通り
[経済指標]
貿易収支
出所:米商務省、NY8:30発表、季節調整値、単位100万ドル、▲赤字
| 10年3月 | 前月比 | 10年2月 | 市場予想 | ||
| 貿易収支 (モノ+サービス) | ▲40423 | ↑ 2.53% | ▲39427 | ▲40500 | |
| >モノ(Goods) | ▲52908 | ↑ 3.54% | ▲51100 | ||
| >サービス | 12485 | ↑ 6.97% | 11672 | ||
| 輸出 (モノ+サービス) | 147873 | ↑ 3.23% | 143252 | ||
| 輸入 (モノ+サービス) | 188296 | ↑ 3.07% | 182680 |
米商務省が発表した3月の貿易収支は404億2300万ドルの赤字となった。2ヶ月続けて赤字が拡大し、2008年12月以来の400億ドル台。ほぼ予想通りである。ただ、前月からの伸び率は2.53%と2月に比べて小さい。なお、2月の赤字幅は速報の397億400万ドルから394億2700万ドルに改定。
3月の輸入が3.07%増加し、モノに限れば4.04%増えた。いずれも今年最高の伸びである。モノの輸入で全てのカテゴリーが前月比プラス。増加が最も大きいのは自動車の7.74%で、次いで工業品の7.49%だった。工業品の高い伸びは原油輸入による。原油輸入が季節調整前で25.45%増の222億5832万8000ドル。過去1年間で最大のプラスだ。単位価格が2月に4ヶ月ぶりの下落となったのから3月には上昇に転じて74.32ドル。買い付け規模があわせて前月から23.09%増で、日量でも11.18%増えて966万バレルとなった。
食品・飼料・飲料が5.28%のプラス転換だった。一般消費財は1.43%増。2ヶ月連続アップだが、前月の約半分の伸びにとどまった。資本財は0.80%増で、これもまた前月から伸び悩み。
サービス輸入は1.27%減った。2ヶ月ぶりのマイナス転落で、しかも昨年2月以来の大幅ダウン。
3月の輸出は3.23%増加した。輸入以上ののびにより、貿易赤字の拡大ペースが前月からスローダウンである。3月のモノの輸出が4.29%アップ。輸出にしてもカテゴリー全てが前月を上回り、中でも工業品が最も大きい7.02%増だった。石油製品や貴金属、化学品などが工業品輸入を押し上げ。次いで高い伸びは一般消費財の5.50%で、昨年10月以来の大幅プラスである。美術品・骨董、宝飾品、医薬品の増加幅が特に大きい。食品・飼料・飲料は1.78%、4ヶ月ぶりのプラス転換となった。資本財は1.55%増加。自動車関連が0.36%増えた。サービス輸出は 0.88%増加。10ヶ月続けて前月を上回っている。
物価上昇を考慮した実質値(リアルマネー)ではモノの赤字が前月比3.63%増の438億3200万ドルだった。石油関連が5.80%、非石油は1.60%それぞれアップ。
国別で赤字最大の対中国が168億9700万ドルとなった。前月の165億900万ドルを上回る。日本とのギャップも前月の42億9700 万ドルから53億1700万ドルに拡大。対メキシコ赤字も前月からアップとなり、しかし、対カナダは再び縮小。石油輸出国機構(OPEC)に対する赤字幅は90億9500万ドルと、前月の64億2900万ドルから大きく膨らんだ。
Posted by 松 5/12/10 - 08:38



