2010年05月27日(木)
1-3月期GDPは前期比3.0%増に下方修正、予想下回る
[経済指標]
実質国内総生産(GDP)改定値
出所:米商務省、NY8:30発表、季節調整値、年率、単位10億ドル
| 10年1Q | 速報値 | 09年4Q | 市場予想 | ||
| 実質国内総生産 | ↑3.04% | ↑3.24% | ↑5.55% | ↑ 3.3% | |
| 個人消費 | ↑3.45% | ↑3.63% | ↑1.60% | ||
| 国内投資 | ↑14.74% | ↑14.77% | ↑46.11% | ||
| 物価指標 | |||||
| >GDPデフレーター | ↑1.04% | ↑0.85% | ↑0.51% | ↑ 0.9% | |
| >個人消費支出(PCE) | ↑1.50% | ↑1.52% | ↑2.51% | ||
| >>コア | ↑0.60% | ↑0.62% | ↑1.76% | NA |
米商務省が発表した1-3月期実質国内総生産(GDP)改定値は前期比3.04%増となった。3四半期連続の成長確保となるが、伸びペースは前期の 5.55%から鈍化であり、しかも速報段階での3.24%から下方修正。市場予想も下回った。
経済の約3分の2を占める個人消費支出伸び率が3.63%から3.45%に改定となった。サービスへの支出が2.01%増で、速報の2.41%を下回る。モノではエネルギー製品の伸び率が速報の1.52%から0.41%と大きく改定。食品も従来見越していたよりやや小幅増加となる3.14%だ。しかし、家具・家庭用品が15.10%、衣料品は12.58%といずれも速報時以上の前期比プラス。自動車及び部品は0.38%減少だが、これも速報で0.88%のマイナスだったのから改定である。このため、耐久財全体で11.31%から12.24%、非耐久財では3.91%から3.97%といずれも伸び率は上方改定となった。
設備投資が3.12%増え、これも速報で4.04%増加だったのから改定となった。機器・ソフトウエアへの投資は増加でも、速報より低い伸びの12.71%。建造物は15.29%減少し、速報時以上の落ち込みである。
貿易収支では赤字幅が3683億ドルとなり、前期の3480億ドルから拡大したうえ、速報の3670億ドルからも上方改定だった。輸入が速報時の伸び率8.89%に対し、改定値では10.38%。輸出も5.77%増から7.20%増に修正だが、輸入以下の伸びのままであり、このため赤字も従来推定より大きくなった。速報段階でGDPには0.61ポイントのマイナス要素だったのが、改定値ではGDPを0.66ポイント削減だ。
政府支出は1.93%減少した。これも、速報の1.79%より大きなマイナス幅に改定となった。連邦政府による支出は1.35%増から1.19%増に下方修正。州および自治レベルで3.92%減り、これも速報段階での3.82%ダウン以上だ。
一方、在庫投資は339億ドル増加した。速報時の311億ドルから引き上げであり、この結果、GDPへの寄与度は1.57ポイントから1.65ポイントに改定。
住宅投資は前期比10.68%減少した。3四半期ぶりのマイナス転落。ただし、速報での10.88%より小幅のマイナスに修正である。
物価については、個人消費支出物価指数(PCE)が前期比1.50%上がり、エネルギーと食品を除いたコア指数が0.60%上昇した。いずれも速報時の伸び率1.52%、0.62%から僅かに下方改定となり、前期の2.51%、1.76%を下回る。前年比較にすると全体の上昇率が1.99%と速報のままだった。コア指数上昇率も1.38%で据え置き。
Posted by 松 5/27/10 - 08:47



