2011年01月07日(金)
12月非農業雇用数は10.3万人増加、予想以下の伸びにととどまる
[経済指標]
非農業雇用数
出所:米労働省、NY8:30発表、季節調整値、単位1,000人
| 10年12月 | 前月比 | 10年11月 | 市場予想 | ||
| 非農業雇用数 | 130712 | ↑103 | ↑71 | ↑150 | |
| 民間雇用数 | 108453 | ↑113 | ↑79 | ↑162 | |
| 週平均労働時間 | 34.3 | →0.0 | 34.3 | 34.3 | |
| 時間あたり賃金 | $22.78 | ↑0.13% | ↑0.04% | ↑0.1% |
米労働省が発表した2010年12月の非農業雇用数は前月比10万3000人増加した。市場予想を下回る。それでも、3ヶ月連続増加で、前月の7万1000人以上のプラスだ。なお、11月の増加数は速報時の3万9000人より多い。また、10月は21万人増加で、従来推定の17万2000人から上方改定となった。
2010年の非農業部門雇用数は前年から112万4000人増加した。3年ぶりの前年比プラスであり、また2006年以来の大幅増。月平均では9万3000人増になり、11月時点で月平均8万6000人増だったのを上回る。
政府雇用は1万人減少し、これを差し引いた民間雇用数は11万3000人増えた。2010年は12ヶ月連続で前月比プラスとなり、年間で134万6000人増。全体同様に2007年以来で前年を上回った。
資源・鉱業や建設を含めた製造全体の雇用が前月比2000人減少し、これで2ヶ月連続ダウンとなった。建設の落ち込みが背景にあり、1万6000人減と5月以来の大幅マイナスである。反面、鉱業は4000人増加。前月の5000人は(修正値)はやや下回るが、それでも12月か連続増加。また、製造だけで1万人増え、これは5ヶ月ぶりの改善だ。耐久財が1万人、5ヶ月ぶりの大幅増加となった。非耐久財は横ばいで、6月から11月まで続いた減少が止まった格好である。産業別には自動車関連など輸送機器や金属製品、ハイテク製品、家電の伸びが目立った。非耐久財なら、食品、プラスチック・ゴム製品、アパレル、テキスタイルなどの増加幅が特に大きい。減少したのは印刷関連や飲料品・たばこ、石油製品、機械、家具だった。
民間サービス業は12ヶ月連続アップとなった。しかも、12月は11万5000人と前月以上のプラス。
小売が1万2000人増加に転じた。衣料品店、自動車ディーラー、家具などをはじめ前月比プラスが多いが、ヘルスケア関連、家電などは前月からダウンだった。金融セクターは1万2000人増に転じた。このうち金融機関・保険が600人増で、前月に減少した分を戻した格好になる。不動産・リースは3600人、4月以来の大幅増加だった。
医療需要は堅調である。しかも、12月は3万7100人増で、11月に2万6600人(修正値)と6月以来の小幅プラスだったのから伸びペースが速まった。レジャー関連が4万7000人増だった。2006年12月以来の大幅プラス。美術・娯楽1万8200人と2006年7月以降最大の増加となり、ホテル・外食サービスも2万9100人で2007年11月以来の大きなプラスである。
プロフェッショナルサービスは7000人増えた。2009年10月以降、2010年7月に減少した以外は前月比プラスを続けたが、12月は2010年3月に1000人増にとどまって以来の小幅プラスである。法律、会計、建築関連がダウン。短期派遣は1万5900人と前月の約半分の増加だった。
教育は6500人増えた。3ヶ月連続増加であるが、前月の1万500人からペースは著しく鈍っている。
政府雇用は2ヶ月連続減少となった。連邦政府は1万人と11月に続いて再び増加したが、地方自治体で2万人減少し、これは3ヶ月ぶりの大きな落ち込みである。州政府は横ばいで9-11月の3ヶ月連続アップが止まった。
週間平均労働時間は34.3時間だった。前月から変わらず、市場予想とも一致。時間あたり賃金は22.78ドルとなり、前月から0.13%上昇した。伸び率は予想の範囲内である。賃金は前年比較で1.79%上がった。
Posted by 松 1/7/11 - 08:43



