2011年01月28日(金)
10-12月期GDPは前期比3.17%の増加、予想大きく下回る
[経済指標]
実質国内総生産(GDP) 速報値
出所:米商務省、NY8:30発表、季節調整値、年率、単位10億ドル
| 10年4Q | 10年3Q | 市場予想 | ||
| 実質国内総生産 | ↑ 3.17% | ↑2.56% | ↑ 3.8% | |
| 個人消費 | ↑ 4.38% | ↑2.39% | ||
| 国内投資 | ↓22.55% | ↑14.97% | ||
| 物価指標 | ||||
| >GDPデフレーター | ↑ 0.34% | ↑2.10% | ↑ 1.6% | |
| >個人消費支出(PCE) | ↑ 1.81% | ↑0.77% | NA | |
| >>コア | ↑ 0.43% | ↑0.53% |
米商務省によると、2010年10-12月期実質国内総生産(GDP)速報値は前期比3.17%増だった。6四半期連続プラスとなり、また10-12月期は3四半期ぶりに3%を超える伸び。ただ、市場予想は下回った。
経済の3分の2に当たる個人消費支出が4.38%増加した。2009年7-9月期から連続して前期より高く、しかも伸び率は2006年1-3月期以来の高い伸びである。耐久財が21.64%アップで、これは2001年10-12月期以降みることのなかった大幅プラスである。自動車および部品が45.11%伸び、家具・家庭用品は11.41%のプラス。非耐久財は5.0%増と耐久財に比べると緩やかな伸びだが、それでも2006年10-12月期以降最高だ。衣料品が14.08%と2ケタ増加。食品は前期より4.87%高い。しかし、エネルギー製品が3.04%減少に転じた。サービスへの支出は1.66%アップ。5四半期連続増加で、2008年1-3月期以来の大幅プラスである。
住宅投資は前期比3.38%増となった。前期に27.28%落ち込んだのから改善だが、それでもその前の4-6月期に記録した25.61%に比べると鈍い伸びである。
貿易収支で、赤字幅が3922億ドルとなった。前期の5050億ドルから大きく縮小し、1-3月期以来の小幅赤字である。輸出が8.50%と前期以上の伸びを記録。モノが9.98%、サービス5.09%それぞれ増加だった。輸入は逆に13.57%減少。前期比マイナスは2009年4-6月期以来である。モノが15.47%とやはり6四半期ぶりに落ち、サービスも3.72%、4四半期ぶりで減少に転じた。
設備投資は4.42%増えた。1-3月期から連続して前期を上回ったが、4四半期中10-12月期が最も低い伸びでもあった。機器・ソフトウエアの投資が5.77%増加で、前期の15.43%から大きく伸び悩み。ただ、建造物への投資は0.89%増で、前期以上となったのは2008年4-6月期以来だ。
在庫投資が72億ドル増加した。前期の1214億ドル増と比べて積み増しペースが著しく鈍化。この結果、7-9月期の在庫投資はGDPに1.61ポイント寄与していたのが、10-12月期にはGDPを削減。しかも、3.70ポイントと1988年1-3月期以来最も大きなマイナス要素となった。
政府支出は0.59%減少した。3四半期ぶりのマイナス転落。連邦政府で0.15%、2009年1-3月期以来の前期割れ。地方政府で0.88%減った。
物価については、個人消費支出物価指数(PCE)上昇率が従来推定の1.81%上昇し、3四半期ぶりの大幅プラスとなった。エネルギーと食品を除いたコア指は0.43%上がり、これは前期の0.53%より低い伸びである。前年比較にすると全体の上昇率が1.15%、コア指数0.81%となり、前期より小さい。
Posted by 松 1/28/11 - 08:36



