2008年01月11日(金)
USDA需給報告:コーン在庫は予想上回る下方修正、小麦引き上げ
[穀物・大豆]
米農務省(USDA)が発表した需給報告によると、小麦の07/08年度国内需給は前月から小幅の修正に止まった。供給面は据え置き、残余需要などが四半期在庫の発表に伴う調整で1,200万ブッシェル引き下げられた程度。期末在庫は需要の引き下げを受け2億9,200万ブッシェルと1,200万ブッシェル引き上げられたが、依然として過去60年間で最低の水準となっている。
コーンの国内需給は、イールドの引き下げにより生産が9,400万ブッシェルの下方修正。需要面では食用需要が甘味料やスターチなどの出荷が伸び悩んだのに伴って引き下げられたものの、飼料および残余の需要が3億ブッシェルの大幅引き上げとなった。残余の増加は、同時に発表された四半期在庫の発表に伴う調整で、9月から11月末までの旧穀の在庫取り崩しを受けてのもの。好調な成約が続く輸出は今回据え置きとなっている。期末在庫は12億9,550万ブッシェルと前月から3億5,900万ブッシェル大きく引き下げられ、在庫率も11.10%と3.06ポイント低下した。
大豆の国内需給はイールドの小幅引き下げで生産が900万ブッシェルの下方修正。一方需要面では四半期在庫の発表を受けた調整で残余が200万ブッシェルの引き上げ。期末在庫は1億7,500万ブッシェルと前月から1,000万ブッシェル引き下げられた。
Posted by 直