2008年01月14日(月)
米小売販売、6年ぶり小幅増にとどまる見通し・全米小売協会
[金融・経済]
全米小売協会(NRF)は14日、2008年の国内小売販売が前年比3.5%増加するとの見通しを発表した。2002年に3%増となって以来の小幅増にとどまるとの見方である。雇用や所得が伸び悩んでいるうえ、住宅市場の不振、エネルギー価格の上昇見通しが消費者に重しとなる見方を示した。また、小売業者は販売促進を余儀なくされ、これまで消費鈍化でも底堅く伸びてきた高級品を扱う業者やオンラインショッピングも例外ではないとしている。
ただ、今年後半には景気の立ち直りとともに小売販売のペースも速まることを見越す。NRFは年前半が3.2%、後半は3.8%の伸び率を予想している。NRFの見通しには自動車、ガソリン、レストランは含まれていない。
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ブラジル農業コンサル、07/08年度大豆生産見通し引き下げ
[穀物・大豆]
ブラジルの農業コンサルタントセレレスは14日、2007/08年度大豆生産見通しを引き下げたことを発表した。最新予測は前年比0.3%増の5910万トン。従来は6000万トン以上とみていたが、価格上昇に伴いコーンの作付意欲が高まったことから下方修正に至ったという。このため同社の大豆作付推定も当初見越していた10%近い増加から大幅改定して前年比2.7%増の2140万ヘクタールとした。
イールドは前年度の2828キログラムに対して今年度は2761キログラムになると見通しており、多くの生産地で降雨が限られ、またコーンなどに比べて肥沃度の低い農地での作付が前年割れ観測の背景にあると説明している。
また、セレレスによると2007年12月31日時点での国内大豆在庫は110万トンとなっていた。下方修正した生産とあわせて今年の供給は6010万トンと推定。昨年終わり時点での推定を330万トン下回る。供給縮小が、価格上昇や輸出減につながるともコメントしている。
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2007年のコロンビアコーヒー生産、前年比1.1%増
[コーヒー]
コロンビアコーヒー局(Fedecafe)によると、2007年(暦年)のコーヒー生産は前年を1.1%上回る1221万4000袋だった。一方、輸出は0.6%と小幅ながらも減少して1088万4000袋。2007年12月単月では生産が前年同月比25.8%減の9万6000袋。同月の輸出は92万1000袋で、一年前に比べて24.3%少なかった。同国の輸出は生豆のほかに、焙煎済み豆やインスタントコーヒーなども含んでいる。
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世界経済の減速で石油価格は急落しない、OPEC事務総長
[エネルギー]
キプロスの地元紙が13日に明らかにしたインタビュー記事によると、OPECのエル・バドリ事務総長は2008年度も原油価格が不安定に推移するとの見通しを示した。ここまでの石油価格の上昇は供給不足によるものではなく、いくつもの要因によって引き起こされているとした上で、世界経済が減速したとしても価格が急落することはないとした。投機的な動きやドル安の進行、地政学リスクへの不安などが価格上昇の背景にあるという。
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WGC、インドで郵便局を通じた金販売を計画
[メタル]
ワールドゴールドカウンシル(WGC)は、インドの郵便局を通じて金を販売する計画を関係者と協議している模様。地元紙が14日にWGCの同国担当幹部の話として伝えた。国内に15万ヶ所以上ある郵便局のネットワークを活かして金の販売促進につなげるのが狙い。低所得者向けのマイクロファイナンスの設定も計画しているという。
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2008年01月11日(金)
FRB理事、当局の警戒かつ柔軟な姿勢必要と指摘
[要人発言]
米連邦準備理事会(FRB)のミシュキン理事は11日にニューヨーク連銀主催の会議で講演し、景気や金融市場を脅かす圧力を抑えるのに当局が極めて警戒かつ柔軟な姿勢を持ち、また事前に準備を整えておく必要があるとの見方を示した。しかし、本日の発言が今月末の当局会合での金融政策決定に関連しているわけではないとも強調し、会場に対して深読みを避けるようにと述べた。理事は、市場が金利の引き下げ幅に執着しすぎているともコメント。むしろ金融政策運営の流れ全体を注目するべきだとした。
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11月の米金輸入は前月比で22.2%減少
[メタル]
米商務省が11日に発表した貿易収支によると、11月の米国金輸入は6,043.0kgと前月比で22.2%減少した。前年比では30.4%の減少となる。
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ウガンダコーヒー輸出、ケニア暴動で1月は減少見通し
[コーヒー]
ウガンダコーヒー開発局(UCDA)は11日、1月の輸出が再び前年から2割強減少して21万袋になると予想していることを明かした。要因はケニア。ウガンダのコーヒー輸出の75%はケニアを経由するが、昨年暮れの大統領選以降暴動が絶えず、輸送にも支障をきたしていると述べた。残りはスーダンを経由し、こちらは問題ないという。
UCDA関係者によると、地元トレーダーの間でタンザニア経由の案が出ているが、輸出業者はコスト高や遅延を懸念しているようだ。UCDA幹部は10日にケニア問題について話し合ったが、内容は不明。
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USDA需給報告:コーン在庫は予想上回る下方修正、小麦引き上げ
[穀物・大豆]
米農務省(USDA)が発表した需給報告によると、小麦の07/08年度国内需給は前月から小幅の修正に止まった。供給面は据え置き、残余需要などが四半期在庫の発表に伴う調整で1,200万ブッシェル引き下げられた程度。期末在庫は需要の引き下げを受け2億9,200万ブッシェルと1,200万ブッシェル引き上げられたが、依然として過去60年間で最低の水準となっている。
コーンの国内需給は、イールドの引き下げにより生産が9,400万ブッシェルの下方修正。需要面では食用需要が甘味料やスターチなどの出荷が伸び悩んだのに伴って引き下げられたものの、飼料および残余の需要が3億ブッシェルの大幅引き上げとなった。残余の増加は、同時に発表された四半期在庫の発表に伴う調整で、9月から11月末までの旧穀の在庫取り崩しを受けてのもの。好調な成約が続く輸出は今回据え置きとなっている。期末在庫は12億9,550万ブッシェルと前月から3億5,900万ブッシェル大きく引き下げられ、在庫率も11.10%と3.06ポイント低下した。
大豆の国内需給はイールドの小幅引き下げで生産が900万ブッシェルの下方修正。一方需要面では四半期在庫の発表を受けた調整で残余が200万ブッシェルの引き上げ。期末在庫は1億7,500万ブッシェルと前月から1,000万ブッシェル引き下げられた。
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ナイジェリアの石油供給拠点でタンカーが爆発炎上
[エネルギー]
ロイター通信が伝えたところによると、ナイジェリア南部の石油供給拠点となっているポートハーコートで11日、タンカーが爆発炎上する事故が起きた模様。タンカーは貯蔵施設に石油製品を注入している最中に爆発した可能性が高く、原油の輸出に影響はないという。爆発の原因については現在調査中で、詳細はまだ分かっていない。ナイジェリアでは有力武装勢力のMENDが近日中に国内の石油施設などに対して大規模な攻撃を仕掛けるとの警告を発するなど、情勢不安が高まっていた。
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12月の中国大豆輸入は前年比20.1%増、コーン輸出は大幅減
[穀物・大豆]
中国税関総局が11日に明らかにした速報データによると、同国の07年12月の大豆輸入は293万トンと前年比で20.1%増加した。2007年の累計では3,082万トンと9.2%の増加となる。コーンの輸出は4万トンと前年比で91%と大きく減少したが、07年累計では492万トンと58.7%増加した。
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