2008年01月14日(月)
ブラジル農業コンサル、07/08年度大豆生産見通し引き下げ
[穀物・大豆]
ブラジルの農業コンサルタントセレレスは14日、2007/08年度大豆生産見通しを引き下げたことを発表した。最新予測は前年比0.3%増の5910万トン。従来は6000万トン以上とみていたが、価格上昇に伴いコーンの作付意欲が高まったことから下方修正に至ったという。このため同社の大豆作付推定も当初見越していた10%近い増加から大幅改定して前年比2.7%増の2140万ヘクタールとした。
イールドは前年度の2828キログラムに対して今年度は2761キログラムになると見通しており、多くの生産地で降雨が限られ、またコーンなどに比べて肥沃度の低い農地での作付が前年割れ観測の背景にあると説明している。
また、セレレスによると2007年12月31日時点での国内大豆在庫は110万トンとなっていた。下方修正した生産とあわせて今年の供給は6010万トンと推定。昨年終わり時点での推定を330万トン下回る。供給縮小が、価格上昇や輸出減につながるともコメントしている。
Posted by 直