2008年01月23日(水)
2008年のウクライナ小麦生産、約30%増加見通し・地元アナリスト
[穀物・大豆]
2008年のウクライナ小麦生産について地元アナリストが前年比約30%増えて1750万-1850万トンになると見通していることが伝わった。世界的な価格上昇で生産意欲が高まり、この結果、冬小麦の作付は前年を40%上回り666万ヘクタールとなったという。
同アナリストは1月初めの降霜と雪不足で作付したうちの5%程度に被害があったことを認識するも、全面的なダメージには至らなかったと指摘。あとは2月の天候次第としながら、来月も少量の降雪にとどまったとして冬小麦は1670万トンを下回ることなく、小麦全体でも最低1750万トンにはなるとみている。十分な雪に恵まれれば、冬小麦は1760万トン、全体で1850万トンになるとの見方を示す。春小麦については作付が前年の42万へクタールとほぼ同水準、生産80万-85万トンと予想している。
Posted by 直