2008年03月05日(水)
2月ISMサービスは50.8と前月から大きく回復、予想も上回る
[経済指標]
米供給管理協会(ISM)によると、2月の非製造業(サービス)活動指数は50.8となった。1月に41.9と過去2番目の低水準を記録してから大きく持ち直し、好不調の分岐点50台に辛うじて回復。予想も上回った。
しかし、前月から算出が始まったNMI指数は49.3と節目より低い。NMI指数は活動指数と新規受注、雇用、出荷をベースにした総合指数。1月の44.6よりは高いものの、2ヶ月連続して50を下回った。また、活動別に改善が鈍いものあるいは前月からダウンなどがみられ、ISMではメンバーからのコメントに慎重姿勢が根強いことがうかがえるともコメントしている。
新規受注が49.6だった。前月の43.5から上昇はしたが、まだ縮小基調にあることを示す水準だ。しかも、輸出向け受注が46.5に低下。これは昨年3月以来の50割れであり、しかも水準的には2002年8月まで遡る低さである。受注残も49.0と再び50より低い。一方、在庫は50ちょうどに戻った。
雇用は46.9。前月に2001年10月及び2002年2月以来に記録した過去最低43.9になったのから若干上昇も、やはり需要減速が続いていることを表している。価格指数は前月より3ポイント近く下がり、67.9となった。4ヵ月ぶりの低水準。
Posted by 直