2008年05月14日(水)
4月消費者物価指数は前月比0.21%上昇、予想下回る
[経済指標]
米労働省が発表した4月の消費者物価指数(CPI)は前月比0.21%上昇した。エネルギーと食品を除いたコア指数は0.10%。いずれも前月よりやや伸びペースはスローダウンし、市場予想も下回った。
エネルギー価格が0.01%のマイナスだった。3月には4ヶ月ぶりの高い伸びだったのから落ち着いた格好である。このうち、ガソリンが1.99%下がって、マイナス転落。反面、ガス・電力は2.46%と前月以上の上昇となった。食品は 0.92%上昇し、1990年1月以来の高い伸びといわれる。内訳をみても全て前月より高く、中でも食用油が5%を超える値上がりとなり、青果価格は約 2%アップ。穀物や乳製品なども大幅高だった。
コア部分では、ホテル宿泊料金が1.98%下がり、これは前月を上回る落ち込みとなる。新車価格が0.19%、航空運賃は0.51%それぞれ下落した。一方、アパレルが0.46%の上昇に転じた。医療や教育も値上がり。
CPIは前年同月に比べて3.88%上がり、コア指数が2.26%上昇した。いずれの指数も前月時点での前年比伸び率を下回る。
Posted by 直