2008年05月20日(火)
1-3月期金宝飾需要は前期比5.13%減、WGC
[メタル]
ワールドゴールドカウンシル(WGC)は20日に発表した四半期レポートで、08年1-3月期の世界金需要を前期比2.58%減の718トンと推定した。前年同期比では15.43%の減少となる。宝飾需要は462トンと前期比で5.13%、前年比で21.16%減少、四半期の数字としては1993年7-9 月期以来の低水準となる。インドの需要が71.1トンと前年比で49%減ったほか、中東が64.9トンと前年比19%、米国が39.5トンと25%、トルコが28.9トンと13%それぞれ減少した。価格急騰とボラティリティーの上昇が嫌気された他、トルコでは自国通貨の下落も需要を鈍らせた。金塊、コインへの投資は73トンと前期比で21.67%増加。ETFへの投資は73トンと前期比で8.75%減ったものの、前年同期の2倍以上となった。
世界金供給は857トンと前期比で8.44%減ったものの、前年同期比で5.67%増加した。鉱山生産は593トンと前期から6.17%減少。生産者のディヘッジングは128トンと前期の72トン、前年同期の94トンから大きく増加した。公的機関の売却は前期比20%増の78トン、スクラップは前期比で 11.74%、前年比で29.75%増えて314トンとなった。
Posted by 直