2008年07月02日(水)
インドネシア、2008年のコーン輸入減少見通し
[穀物・大豆]
インドネシアの飼料業者協会幹部は2日、同国の2008年コーン輸入について国内生産の増加を背景に減少の見通しであることを示した。同氏は、今年の輸入を20万-30万トンと予想しており、これは前年の65万トンの半分にも満たないことをみている。しかし、当初の輸入ゼロの予測からは引き上げたと指摘し、今年後半の国内生産が不透明なことから修正に至ったという。
このほか、従来の主要コーン買い付け先は南米だったが、割安なことからインド産の輸入が増えていることも明かしている。同氏によると、すでにインドから10-20万トン輸入を1トン300ドルで成約済み。アルゼンチン産なら同430ドルになると価格差を指摘した。
大豆ミールの買い付けは前年より10万トン増えて200万トンとなることを見通している。大豆生産は一年前より22.1%像の72万3540トンと見込まれているが、すべて食品生産に当てられ、資料用に輸入が必要と説明。しかも、同氏によると飼料需要が前年に760万トンだったのから今年は800万トンに増える見通し。家禽産業での需要増加に加え、国内の牛肉産業拡大を狙って5年以内に牛肉輸入を停止する計画であるためという。
Posted by 直