2008年07月07日(月)
世界砂糖需給、2008/09年度にだぶつき解消へ・ISOエコノミスト
[砂糖]
国際砂糖機関(ISO)のエコノミストは7日に業界会議で、2008/09年度(11-10月)にエタノール需要の増加と砂糖生産減少から世界砂糖需給のだぶつきが解消する見通しを示した。同氏の2008/09年度世界生産予想は前年比2.4%減の1億6500万トンとなっている。一方、消費は1億6400万-1億6500万トンの見通し。2007/08年度の1億6100万トンから2%前後増加し、生産と同水準となり得るのを見ている格好だ。
同氏は国・地域別の生産について、アジア最大のインドで約15%減少し2200万トンになるとみている。また、欧州連合でも前年度を200万トン下回る見通しという。
同氏はこのほか、エタノール市場が伸びるのを見越した。ガソリン価格の高騰に対し、エタノールの値上がりが限定的なことを示唆し、目先のエタノール市場による3割拡大の見方という。
Posted by 直