2008年12月04日(木)
カナダ小麦生産、2008年最終推定は前年比42.67%増・統計局
[穀物・大豆]
カナダ統計局は4日に発表した同国の2008年度農産物生産レポートで、小麦の生産が前年比42.67%増の2861万1000トンになったと報告した。これは10月24日から11月17日に集計した農家からの情報に基づく最終推定。収穫時の調査をベースとした10月の前回報告での推定2726万6000 トンを上回る。
当局によると、最も規模の大きい春小麦が前回報告で1749万7000トンだったのに対して1840万5000トン。これは前年比32.66%増加である。デュラム小麦は前年を49.93%上回る551万9000トンで、従来推定507万トンより高い。一方、冬小麦だけ1万 1000トンと僅かに下回る468万7000トンとした。それでも前年からは87.56%と大幅増加である。
コーン生産も従来推定989万3000トンより1059万2000トンとアップした。前年比は9.07%減少。大豆は従来推定より9万6000トン高い 333万6000トンとし、これは23.74%増加になる。2年前に約350万トンで記録した過去最高には届かなかったが、主要生産地のケベックでは記録を塗り替え。カノーラは前年比32.68%増の1264万3000トン。前回報告の1087万トンから177万3000トン、ほかの穀物に比べて最も大きな修正になる。全体の99%を占めるプレーリーでは過去最高更新という。
Posted by 直