2008年12月18日(木)
200/10年度EU穀物生産、初回見通しは6%減・ストラテジーグレイン
[穀物・大豆]
ストラテジーグレインは18日に月次市場報告で2009/10年度の欧州連合(EU)穀物生産初回見通しを発表し、2億9200万トンになるとの見方を示した。2008/09年度を前月時点で3億1040万トンと推定していたのから3億2290万トンに上方修正。このため、2009/10年度は前年比 6.4%減少をみている格好になる。作付は前年を1.5%下回る5860万ヘクタール、イールドが前年度の5.2トンから5.0トンに下がると見通す。
最も規模の大きい軟質小麦について、作付は2290万ヘクタール、前年から0.9%と小幅減少になるとの見方だ。しかし、イールドが4.9%低下して 5.8トン、生産は5.3%ダウンとなって1億3280万トンになるとみる。なお、2008/09年度の生産推定は20万トン引き上げて1億4030万トンにした。
2009/10年度のコーン作付は840万ヘクタールと見越していることを明らかにした。前年に比べて3.4%のプラスになる。イールドは一年前の7.1トンに対して6.8トン。生産は前年から7.3%減って5750万トンとした。一方、2008/09年度の推定を100万トン引き上げ、6200万トンに改定している。
Posted by 直