2007年01月10日(水)
ベラルーシ、ロシア産原油への関税を撤廃、紛争解決へ
[エネルギー]
ベラルーシ政府は10日、国内のパイプラインを通過するロシア産原油対する課税措置の撤廃を明らかにした。ベラルーシはロシアが今年度の天然ガス販売価格を2倍以上引き上げたことへの対抗策として1バレル6.14ドルの関税を課す決定、8万トンの原油を関税としてパイプラインから抜き取るなどした。ロシアはベラルーシ経由の欧州向け原油供給を一時停止するなどで対抗、両国の対立は欧州のロシアに対するエネルギー依存体制を浮き彫りにした。今回ベラルーシが関税を撤廃、抜き取った原油もパイプライン内に戻すことを決定したことで、原油供給は通常の状態に戻ると見られる。
Posted by 松