2009年02月02日(月)
1月ISM製造業指数は35.6に上昇、予想上回る
[経済指標]
米供給管理協会(ISM)によると、1月の製造業景況感指数は35.6となった。前月に季節調整の年次修正を行っており、この結果、昨年2月から12ヶ月連続で好不調の分岐点50を割った。ただ、前月の32.9(修正値)より僅かに高く、市場予想も上回る。ビジネスが拡大した製造業は12月の報告でゼロだったのに対し、1月はテキスタイルと石油製品だけ伸びたという。それでも残る産業は全て縮小。
活動別指数をみると、新規受注が23.1 から33.2、生産は26.3から32.1にそれぞれアップとなった。いずれも前月の過去最低から低下一服。受注残が29.5と、前月の23.0から上がった。輸出向け受注も2ポイント上昇して37.5である。一方、雇用は前月に記録した1982年11月以来の低水準29.9から変わらず。在庫は 37.5と1991年6月以来の低水準を再び更新した。
価格指数は29.0となった。前月に18.0と1949年6月以来の低水準となったのから3ヶ月ぶりの水準に上昇。しかし、昨年6月の90を超えたピーク時はもちろん、一年前の76.0と比べても著しく低い。ISMでもコスト低下が将来的に消費者にとってプラスになるとの見解を示す。
Posted by 直