2009年02月18日(水)
1月住宅着工件数は前月比16.79%減、予想以上の落ち込み
[経済指標]
米商務省によると、1月の新規住宅着工件数は年率換算で46万6000戸となった。1959年に始まった調査史上最低を再び更新し、市場が予想していた以上の落ち込みである。1月は前月比較で16.79減少。これで、7ヶ月連続ダウンだ。なお、2008年11月の着工件数は従来推定65万1000戸から 65万5000戸に改定となった。12月分は速報値56万戸を維持。
全ての市場で前月から落ちた。最大のマイナスを記録したのが北東部で 42.86%。前月に6ヶ月ぶりのプラス転換となったのが再びダウン。しかも、前月の増加以上の減少である。次いで中西部の着工件数が29.33%落ち、南部は12.77%減。いずれも4ヶ月連続で前月を下回った。西部は6.43%、5ヶ月連続のマイナス。住宅タイプ別では一戸建てが12.15%減、5世帯以上の集合住宅は25.00%減った。
前年比は全体で56.20%減少し、全ての地域で前年割れである。北東部では7割を超えるマイナスだった。タイプ別でも一戸建て、集合住宅それぞれ一年前を大きく下回っている。
先行指標となる建築許可件数は前月より4.75%減り、着工件数同様に7ヶ月続けてのマイナスだ。52万1000戸とサンプル数にかかわらず1960年の調査開始以降最小を記録した。市場予想以下でもある
市場別の建築許可はいずれも前月からダウンで、南部が6.94%と最大の減少となった。北東部(3.28%)と中西部(2.38%)、西部(1.75%)はいずれも昨年7月から続けて前月比マイナスである。タイプ別では一戸建てが7.97%ダウンとなったが、集合住宅だと2-4世帯が17.65%増加。5世帯以上は横ばいだった。
1月の建築許可は前年同月比較で50.48%減った。全ての市場、住宅タイプ別で前年から約5割のマイナスを記録している。
Posted by 直