2009年02月19日(木)
2月フィラデルフィア連銀指数はマイナス41.3、予想以上の落ち込み [経済指標]
[経済指標]
フィラデルフィア連邦準備銀行が発表した2月の企業景況感指数はマイナス41.3となった。2007年12月より昨年9月を除いてゼロを下回り、しかも、前月から17ポイント落ちて1990年10月以来の低水準である。市場予想も大きく下回った。
2 月の活動別指数で、雇用がマイナス45.8、出荷マイナス32.4とそれぞれ1968年5月に調査が始まってから史上最低を記録した。新規受注は前月のマイナス22.3からマイナス30.3に下がり、これは4ヶ月ぶりの低水準である。受注残はマイナス32.1。前月から1ポイントと小幅低下だが、この結果、1995年7月以来の水準に落ちた。納期はマイナス29.2、1980年6月以来の低水準だ。一方、在庫が前月のマイナス34.6より高いマイナス 24.3となった。
生産コストを示す支払い指数がマイナス13.7だった。1月に過去最低となるマイナス27.0を付けて下げ一服。しかし、販売価格を示す受取り指数はマイナス26.2からマイナス27.8に下がり、これは昨年12月の過去最低に次いで低い。
向こう6ヶ月の見通しを表す指数が15.9となった。昨年9月以来の高水準。新規受注が22.2、出荷19.6といずれも5ヶ月ぶりの水準にアップ。受注残は7.3で、昨年6月以降みることのなかった高水準だ。雇用はマイナス16.9、5ヶ月続けてゼロを下回った。しかし、前月のマイナス29.3よりは高い。設備投資は前月のマイナス16.4に対してマイナス17.8で、やや弱含んだ。
支払い見通し指数が2.9である。前月が3.7だったのから小幅ダウンである。受取り見通し指数は4ヶ月連続でゼロを下回ってマイナス13.4。
Posted by 直