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2009年03月16日(月)

3月のニューヨーク連銀指数マイナス38.23、予想外に悪化
  [経済指標]

ニューヨーク連邦準備銀行が発表した3月の製造業景況感指数はマイナス38.23となった。11ヶ月連続してゼロを下回り、しかも前月のマイナス34.65から一段とダウン。この結果、2001年7月の調査開始からの最低を再び更新だ。予想外の悪化でもあった。

新規受注は前月のマイナス30.51からマイナス44.76に下がり、出荷がマイナス26.66と前月のマイナス8.13より大きく落ちた。また、いずれの指数も過去最低を更新。在庫は前月のマイナス8.05に対しマイナス26.9で、これは2001年8月以来の低水準となる。一方、雇用がマイナス 38.20だった。前月にマイナス39.08と過去2番目の低水準を記録してから下げ一服。受注残や納期、労働時間もゼロを大きく下回っままではあるが、前月から下げ渋っている。

生産コストを示す支払い指数がマイナス14.61、販売価格を表す受取り指数はマイナス23.60だった。いずれも、4ヶ月連続でゼロを下回り、また前月から低下。受取り指数に至っては、2001年12月以来の低水準を更新した。

6ヶ月先の期待指数は3.14となり、3ヶ月ぶりにプラス転換した。活動別での見通しを示す指数でも、新規受注が4.41とやはり今年初めてゼロを超えた。出荷は5.33。2ヶ月連続してプラス圏で推移し、また前月の1.86から上昇した。雇用はマイナス20.48だった。昨年11月からゼロを下回ったままであるが、3月は前月に記録した過去最低マイナス29.35から上昇だ。一方、設備投資がマイナス19.10、テクノロジーに限っての投資計画ではマイナス 23.60となり、それぞれ前月から悪化。揃って記録開始から最も低い水準である。在庫が前月のマイナス13.79からマイナス20.22に下がった。

物価見通しに関すると、支払いがゼロだった。2月にマイナス2.30と2001年9月以来でゼロを下回って、過去2番目の低水準となったのが、3月には横ばいに転じたのだ。反面、受取りはマイナス9.20からマイナス14.61に落ち、2002年1月にマイナス14.43で記録した過去最低を下回る。

Posted by 直   

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