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2009年03月18日(水)

2月の消費者物価指数0.39%上昇、予想以上の前月比プラス
  [経済指標]

米労働省が発表した2月の消費者物価指数(CPI)は前月比0.39%上昇した。2ヶ月連続の前月比プラスで、また昨年7月以来の高い伸び。変動の激しいエネルギーと食品を除いたコア指数が0.19%アップで、前月とほぼ同じペースで上昇基調を続けた。CPI、コア指数ともに伸び率は市場が予想していた以上だ。

エネルギーが3.28%上がった。1月に5ヶ月ぶりの上昇となり、2月は一段高でペースも加速。エネルギー値上がりの背景にあるのがガソリンだった。前月に比べて8.30%のプラスで、昨年6月以来の高い伸びである。ガス・電力は2ヶ月連続の低下だったが、0.04%と前月より著しくスローダウン。

一方、食品は0.11%下がった。食品の前月割れは2006年4月以来。乳製品が2%強下がり、また油関連からパン類、肉・魚・卵、非アルコール飲料製品など大勢が前月よりダウンとなった。上昇したのは野菜・果物、外食ぐらいだ。

コア部分では、アパレルが1.28%上昇した。これは1990年3月以来の高い伸びである。紳士・男児服は3%近い値上がりとなり、1947年から残る記録でこれまで見られなかった上昇率である。婦人・女児服は昨年8月以来の大幅プラス。新車が0.81%高い。これは2004年11月以来の大きな値上がりだ。ただし、中古車は13ヶ月連続下落となり、しかも2月は2003年11月以来の大きな落ち込みである。航空運賃は2.61%と2ヶ月続けて2%を超える下落。家賃や医療は前月より低い伸びだった。

2月のCPI は前年同月と比べると0.07%上昇した。昨年12月から今年1月に1955年代以来の連続前年割れとなったのから、小幅にもプラス転換である。コアは前年同月比1.78%上昇で、前月時点での前年比伸び率を上回った。

Posted by 直   

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