2009年03月25日(水)
2月の新築住宅販売33.7万戸、予想上回る
[経済指標]
米商務省によると、2月の新築一戸建て住宅販売は年率で前月比4.66%増の33万7000戸となった。7ヶ月ぶりの前月比プラスで、市場予想も上回った。なお、1月の販売は速報の30万9000戸から32万2000戸に上方修正。また、2008年12月の販売が37万1000戸、11 月は38万7000戸と、それぞれ従来推定34万4000戸、38万戸より高めに改定である。
全体では予想外の増加だが、市場別ではまちまちだった。前月を上回ったのは南部と西部。南部で9.66%増となり、昨年4月以来のプラス転換である。西部は6.56%アップ。一方、中西部は 9.09%落ち、5万戸と1982年10月以来の低水準を更新した。北東部は3.33%、3ヶ月連続減少。
前年比較の販売は全国あわせて41.08%のマイナスである。全ての市場で販売は前年割れとなり、西部が54.23%と最もきつい落ち込みだった。南部と中西部は3割以上減り、北東部が25.64%とほかの市場に比べて小幅ダウン。
住宅ストックは前月比2.94%減の33万戸だった。22ヶ月連続マイナスとなり、2002年6月以来の低水準だ。ストック/販売比率は12.2ヶ月。前月時点で12.9ヶ月(修正値)と過去最高を更新したのから下がった。販売価格は中間値で前年比18.10%下落して20万900ドル。平均値も前年を 16.67%下回った。
Posted by 直