2007年01月19日(金)
現在の金融政策は引き締め的、カンザスシティー連銀総裁
[要人発言]
カンザスシティー連銀のホーニグ総裁は19日、カンザスシティーで開かれた会議で講演、インフレの水準は依然として高く、現在の金融政策によって抑制されているとの認識を示した。現在の金融政策はやや引き締め的で、インフレを引き下げる方向に作用しているとした。
景気については住宅市場の落ち込みや雇用の逼迫、エネルギー価格の上昇といったリスクを抱えているものの、自分は楽観的だとし、GDPは長期的なトレンドである年2.5%成長かそれよりやや高い水準に回帰していくとの見通しを示した。
インフレについては、2006年度は高過ぎたとする一方、07年度は沈静化すると発言。昨年12月に年2.6%の上昇だったCPIコアが2%近くまで低下することを望むとした。
住宅市場はこの先安定すると見る一方で、失業率は穏やかに上昇すると予想。最低賃金の引き上げ法案が議会で可決されたことに関しては、GDPなどへの影響は大きくないとした。
Posted by 松