2009年07月29日(水)
地区連銀の大勢が経済活動縮小ペース鈍化を報告、ベージュブック
[金融・経済]
米連邦準備理事会(FRB)は29日に発表した地区連銀経済報告(ベージュブック)で、夏の景気低迷が続く見通しを示しながらも、12ある連銀の大勢が経済活動の縮小ペース鈍化あるいは安定化を伝えたことも明かした。5つの連銀が経済情勢についてスロー、抑制、弱いと評価。シカゴとセントルイスは落ち込み度合いが緩和してきたようだとレポートしている。また、ニューヨークとクリーブランド、カンザス・シティ、サンフランシスコが落ち着きのサインを報告した。一方、ミネアポリス連銀が前回ベージュブックより後退したとの判断である。
今回のベージュブックは7月20日までに収集した情報データをもとにボストン連銀が取りまとめた。8月11-12日の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合での政策決定における討議資料となる。
Posted by 直