2009年09月03日(木)
8月ISMサービスは48.4に上昇、予想やや上回る
[経済指標]
米供給管理協会(ISM)によると、8月の非製造業(サービス)NMI指数は48.4となった。前月の46.4から上昇。昨年10月から好不調の分岐点 50を下回っての推移は続いたが、8月はこの間で最も高い。市場予想も僅かながら上回った。一方、ビジネス指数は5.2ポイント上がり、51.3と11ヶ月ぶりに50を超えた。
7 月にビジネスの伸びを報告した業種は不動産や医療関連、輸送・倉庫、公益、ホテル・外食サービス、メディアの6つだった。これに対し、企業サポートや鉱業、金融など不調だったのが12業種と拡大の2倍で、情勢は依然として厳しいことを示す。ISMも業者のビジネス評価は強弱まだら模様と認識。ただ、改善サインを示唆したコメントが増えていることも記した。
活動別では、新規受注が前月の48.1から49.9とほぼ横ばい水準に上がった。輸出に限れば受注は前月の47.5を上回る54.0で、前月の低下分のほとんどを戻している。雇用は43.5。昨年8月から50より低く推移しているが、7 月の41.5からは上昇した。一方、受注残は前月より1ポイント低い41.0。在庫も4ポイント落ちて44.0となり、4月以来の低水準だ。出荷が前月に 50ちょうどに回復したものの、8月には再び49.0と節目割れ。価格指数が前月の41.3から63.0に大幅上昇となり、これは昨年9月以来の高水準である。
Posted by 直