2009年09月15日(火)
米景気後退、終わった可能性非常に強い・FRB議長
[要人発言]
米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長は15日の講演で、米景気後退が終わった可能性が非常に強いと述べた。8月にカンザス・シティ連銀主催の年次会議で行った講演でも底入れシナリオを支持していたが、本日の発言は一段と前向きな景況感になったことを表す。ただ、景気後退の終焉観測はテクニカルな視点からと強調。目先は不安定と引き続き慎重姿勢を維持していることを示した。
バーナンキ議長の発言は特に雇用絡みで弱気だった。景気が回復局面に入っているとしても、雇用情勢改善に物足りないとコメント。また、2010年に米実質国内総生産(GDP)が小幅増加した場合でも失業率の高止まりしそうだと述べ、懸念事項であるとした。
Posted by 直