2009年10月01日(木)
9月ISM製造業指数は52.6に低下、予想下回る
[経済指標]
米供給管理協会(ISM)によると、9月の製造業景況感指数は52.6となった。8月に52.9と昨年1月以来で好不調の分岐点となる50を上回ったのに続き50台を維持したものの僅かに低下、市場予想も下回った。
18 ある業種のうち9月にビジネス拡大を報告したのは木製品や紙製品、アパレル関連など13で、前月の11から増えた。業者からはビジネスが依然低調とのコメントがある一方、政府の新車買い換え奨励プログラムが終わった後でも自動車セクターにおける需要増加は続いているとの報告、ビジネス改善など前向きな見解も聞かれた模様。
ISMはこのほか、政府の景気支援策についての特別質問を設け、全体の30%が業界にとって有益と答えた。電気機器や家電・部品、金属製品、輸送機器など12の業種が効果を見込む。一方、回答者が代表する企業自体への恩恵を見込むのは27%だった。
活動別にまちまちだった。新規受注が64.9から60.8、生産が61.9から55.7にそれぞれ下がり、活動の拡大ペース鈍化を示す。雇用も46.2と昨年4月からの縮小基調を続け、また前月の46.4より僅かに低い。輸出は0.5ポイント下がって55.0だった。価格指数は前月の63.5。前月の 65.0よりダウンである。
反面、受注残が前月の52.5に対して9月は53.5で、これは2007年6月以来の高水準だ。在庫は8.1ポイント上がって42.5。昨年10月以来の高水準となった。
Posted by 直