2007年01月29日(月)
欧州内の砂糖生産を200万トン削減、欧州委員会
[砂糖]
欧州委員会(EC)は29日、供給過剰を押さえるために欧州域内の07/08年度砂糖生産を一時的に200万トン削減する必要があるとの見方を明らかにした。保証金制度が農家に対し魅力的でなかったことが理由で昨年度の生産削減が十分に行われなかったと指摘。今年度も保証金受け取りとの引き換えによる生産放棄が65万トンを超えないと見られており、このままでは目先の大幅場供給過剰は避けられないという。このため、制限枠内の生産であってもそれを08/09年度の勘定に入れるか、エタノールや化学工業などの消費に回すことで一時的に200万トンを工業生産などの消費に回すかの方法で大幅に供給を減らすことが不可欠とした。ECはWTCの決定を受け、2005年から5年の移行期間を経て400から600万トンの生産削減を求めている。
Posted by 松