2009年10月15日(木)
10月フィラデルフィア連銀指数は11.5に低下、予想下回る
[経済指標]
フィラデルフィア連邦準備銀行が発表した10月の企業景況感指数は11.5となった。3ヶ月連続でゼロを超えたが、前月の14.1より低下。市場予想も下回った。
新規受注は前月の3.3から6.2に改善し、これは2007年12月以来の高水準となった。受注残が前月のマイナス7.4より上がってマイナス1.3。 2007年8月からマイナス圏で推移しているが、10月はこの間で最もゼロに近い。雇用も昨年6月からゼロを超えたことはないものの、10月にはマイナス 6.8に上がり、昨年9月以来の高水準となった。一方、出荷が前月の8.2から3.3に下がった。在庫がマイナス31.8で、6ヶ月ぶりの低水準だ。労働時間は前月のマイナス3.9を下回るマイナス4.7。
生産コストを示す支払い指数が21.3となり、前月の14.9から上昇した。昨年9月以来の高水準を更新だ。販売価格を示す受取り指数はマイナス4.3。前月のマイナス10.6を上回り、しかし8月のマイナス1.5と比べるとまだ低い。
向こう6ヶ月の見通しを表す指数が8ポイント下がって39.8となった。4月以来の低水準。新規受注が40.3、出荷37.8でいずれも6ヶ月ぶりの水準にダウン。雇用が7.4となった。5月からゼロより高く推移しているが、10月はこの間で最低。反面、設備投資は8.5、昨年9月以来の高水準に改善した。
支払い見通し指数が9月の40.7から32.8に下がり、反面、受取り見通し指数は前月の9.7から11.0に上がった。
Posted by 直