2009年10月27日(火)
8月ケースシラー住宅価格指数、20都市総合は前月から1.18%上昇
[経済指標]
米調査会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が27日に発表した8月のS&Pケース・シラー住宅価格指数は10都市総合で前月比 1.28%上昇した。4ヶ月連続アップ。ただし、前月の1.68%(修正値)より低い伸びである。20都市総合では1.18%上がった。これも5月から上昇を続けたが、やはり伸び率は前月の1.64%(修正値)を下回る。
17都市の価格指数が前月から上昇した。プラス幅が最も大きかったのがミネアポリスの3.19%。サンフランシスコ2.80%、シカゴ1.74%と上位3位を占める。下がったのはクリーブランド(0.47%)とシャーロット(0.42%)、ラスベガス(0.28%)だった。
8月の指数を前年比較すると、10都市総合が10.63%落ちた。2007年1月から前年割れを続けながらも、1月に過去最大の落ち込みを記録してからマイナス幅は縮んでおり、8月は2007年12月以来の小幅下落である。20都市総合は11.32%低下。こちらも2007年1月から続落だが、8月は昨年2月以来もっともペースの緩やかな下げである。
前年同月比では全ての都市で値下がりとなった。もっときつい落ち込みがラスベガスの29.91%。フェニックスとデトロイトも2割を超えるマイナスで、さらに9地域が1割以上の下落だった。一方、下げ幅で最小がダラスの1.22%である。
Posted by 直