2009年11月04日(水)
10月ADP民間雇用数は前月から20.3万人減少
[経済指標]
米雇用サービスADPによると、10月の非農業部門民間雇用数は前月比20万3000人減となった。21ヶ月連続ダウンで、市場予想も上回る落ち込みである。それでも、減少幅は3月に70万を超えてから縮小基調を続けた。9月は昨年7月以来の小幅減だ。また、9月の減少数が速報の25万4000人から 22万7000人、8月分は従来推定より1万トン少ない27万7000人の減少にそれぞれ改定となった。
セクター別の雇用は、鉱業と建設を含む製造業で11万7000人減った。2007年1月から34ヶ月連続ダウン。製造業だけだと6万5000人、2006年3月から44ヶ月続けての前月割れ。いずれも、全体同様に昨年7月以来最小の前月比マイナスだった。サービスは8万6000人と19ヶ月続けて減少した。また、前月より減少数は 5000人多い。
ADP のデータは、労働省が手掛ける雇用統計の集計方法に近いという。労働省が6日に発表予定の10月非農業部門雇用数について現時点の市場予想は政府セクターも含めて約17万5000人減少となっている。9月の非農業部門雇用数は26万3000人減、民間だけで21万人のマイナスだった。
Posted by 直