2009年11月04日(水)
10月ISMサービスは50.6に低下、予想下回る
[経済指標]
米供給管理協会(ISM)によると、10月の非製造業(サービス)NMI指数は50.6となった。2ヶ月連続で好不調の分岐点50を超えている。ただ、前月の50.9より僅かに低く、市場予想も下回った。一方、ビジネス指数は前月の55.1に対して、10月は55.2。僅かにも改善で、2007年10月以来の高水準を更新した。
10月にビジネスの伸びを報告した業種は不動産、企業サポート、建設など9つで、前月の5つから大きく増えた。一方、美術・娯楽、外食サービス、運輸・倉庫など7つの業種がビジネス不振という。前月よりビジネス改善が進んでいるが、ISMはサービス業界において警戒ムードが強いとの見解を示唆している。
活動別では、新規受注が前月の54.2から55.6に上がった。2007年10 月の55.8に次ぐ高水準だ。受注残も2ポイント上がって53.5となり、これは2007年8月以来の水準にアップである。輸出用新規受注は53.5と 50台に持ち直した。しかし、雇用は41.1で、昨年5月から50を下回っての推移を続けている。しかも、9月の44.3からダウンだ。在庫が前月の 47.5から低下し、8月の43.0に戻った。価格指数が53.0。前月の48.8を上回り、2ヶ月ぶりに50を超えた。
Posted by 直