2009年11月17日(火)
10月鉱工業生産は前月比0.05%上昇、予想下回る
[経済指標]
米連邦準備理事会(FRB)が発表した10月の鉱工業生産指数は前月比0.05%上昇した。辛うじて4ヶ月連続アップ。伸び率は前月の0.64%より低く、市場予想も下回った。なお、9月の指数は速報の0.66%上昇から改定である。
10 月の製造業生産指数が0.10%下げ、4ヶ月ぶりのマイナス転落となった。耐久財が0.38%ダウン。大勢が前月比マイナスとなり、中でも下げが目立ったのが非金属鉱物や家具、自動車及び部品だった。上昇したのは一次金属と機械ぐらいである。非耐久財は0.16%上昇。こちらは3ヶ月続けて上がり、ただ前月より伸び悩んだ。紙、テキスタイルがそれぞれ1%を超える伸びとなったほか、飲食品・たばこ、化学も高いが、石油製品は約3%落ちた。アパレル、印刷関連も前月比マイナス。
鉱業は0.23%、4ヶ月ぶりに下がった。公益は1.60%上昇。天然ガス、電力ともに前月から上がった。
設備稼働率は70.65%である。1月以来の高水準となったが、市場予想には届かなかった。
Posted by 直