2010年03月03日(水)
2月ADP民間雇用数は前月から2万人減少、ほぼ予想通り
[経済指標]
米雇用サービスADPによると、2月の非農業部門民間雇用数は前月比2万人減となった。2008年2月から前月を下回ったままであるが、2月はこの25ヶ月間で最も小幅マイナスだ。なお、ADPは統計の年次修正を行った。この結果、例えば1月の減少数が速報時点で2万2000人だったのから6万人に改定となり、2009年12月分は14万9000人、11月分が12万5000人といずれも従来推定を上回った。
鉱業と建設を含む製造業は2月に3万7000人減った。2007年4月から37ヶ月連続で減少となる。それでも、前月のほぼ半分にとどまり、2008年1月以来の小幅マイナスだった。製造業だけだと3000人増加。2008年1月以来のプラス転換である。サービスは1万7000人、2ヶ月連続して増えた。
ADP のデータは、労働省が手掛ける雇用統計の集計方法に近いという。労働省が5日に発表予定の2月非農業部門雇用数について現時点の市場予想を平均すすと、政府セクターも含めて2万人減少となっている。1月の非農業部門雇用数は2万人減り、民間だけで1万2000人のマイナスだった。
Posted by 直