2010年03月15日(月)
3月ニューヨーク連銀指数22.86、前月から低下も予想は上回る
[経済指標]
ニューヨーク連邦準備銀行が発表した3月の製造業景況感指数は22.86となった。前月の24.91から低下であるが、市場予想は上回っている。
活動別指数では前月からの上昇が多い。新規受注が前月の8.78から25.43に大幅上昇した。出荷は25.58、雇用12.35で、それぞれ前月の 15.14、5.56からアップ。また3指数ともに昨年10月以来の高水準となった。受注残は前月の2.78に対し、3月には4.94と2006年6月以降最高を記録。在庫は前月のゼロから4.94と2008年8月以来でプラス圏にシフトした。納期はマイナス6.94からプラス2.47にアップ。
生産コストを示す支払い指数が29.63で、前月の31.94より低い。反面、販売価格を表す受取り指数は4.17から8.64に上がり、これは2008年10月以来の高水準を更新である。
6ヶ月先の期待指数は54.32となった。前月に52.78だったのから上昇。ただし、活動別では前月から下がったものが上昇をうやや上回る。新規受注が 51.85、出荷は43.21で、それぞれ前月の55.56からダウンとなって今年最低だ。在庫が一ヶ月前の12.50を下回る7.41。雇用は約10ポイント低い17.28となり、これは昨年9月以降最も低い。設備投資は27.16と4ヶ月ぶりの低水準。ただし、テクノロジーの投資に限れば前月から1ポイント強上がって13.58となった。受注残も11.11から16.05に上昇。
物価見通しに関すると、支払いが41.98と前月の50.00より低い。受取りは前月の20.83から17.28に下がり、これは昨年10月以来の低水準となった。
Posted by 直