2010年03月31日(水)
作付意向:コーンと大豆は前年から増加も予想には届かず
[穀物・大豆]
米農務省(USDA)が31日に発表した作付意向調査によると、10/11年度のコーン作付は8,879万8,000エーカーと前年比で2.68%増加、 07/08年に次ぐ過去2番目の水準となる。昨年後半の悪天候によって冬小麦の作付が減少したことや、採算性の向上が背景にあるという。生産州別に見ると、生産一位のアイオワでは1.5%減少するものの、二位のイリノイでは5.0%増加、その他カンザス、オハイオ、ミズーリなどが前年から10%以上増加すると見られている。
09/10年度の大豆作付は7,809万8,000エーカーと前年から0.8%増加、過去最高を更新する見通しとなる。アイオワやイリノイ、ネブラスカ、オハイオ州など主要生産州では軒並み作付が増加する一方、それほど生産量が多くない州では前年柄減少するところが多くなっている。
09/10年度の春小麦作付は 1,390万6,000エーカーと前年比で4.8%増加。冬小麦の作付は3,769万8,000エーカーと前年比では13.0%減少するものの、1月の推定からは小幅引き上げとなった。小麦全体では5,382万7,000エーカーと前年比で9.0%減少する。
Posted by 直