2008年08月13日(水)
4-6月期の金需要は重量で減少も金額では過去最高を記録、WGC
[メタル]
ワールドゴールドカウンシル(WGC)は13日に発表したゴールド需要トレンド報告で、4-6月期の金需要は重量ベースでは前年から減少したものの、金額ベースでは過去最高を記録したことを明らかにした。4-6月期の世界金需要は米ドルベースで212億ドルと前年同期から 9%増加、うち投資需要は35億ドルと同29%伸びたという。
もっとも、重量ベースでは735.6トンと前年比で19%減少、このうち宝飾需要は504トンと同24%減少した。価格が上昇した上に変動も激しく、個人の消費が引き締め傾向にあることが需要の伸び悩みにつながっている。宝飾需要では、インドが118トンと47%減ったほか、米国も33トンと30%の減少となっている。
工業および歯科需要も111.8トンと5% 減少した。投資需要は119.8トンと前年から4%減少、小売での需要は9%減った一方、ETFを通じての需要増がこれを相殺した。ETFによる保有高は 4月に減少したものの5月から6月にかけて回復、合計では1,000トンを超えているとしている。
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2008年08月11日(月)
1-3月期の産金業者ディヘッジングは126トン、前期とほぼ同じペース
[メタル]
ゴールドフィールズ・ミネラルサービス(GFMS)とソシエテジェネラルが11日に発表した4-6月期のヘッジブックによると、産金会社のヘッジ量は08年6月末現在1,880万オンス(585トン)と3月末から 406万オンス(126トン)減少した。ヘッジポジション全体の18%が減少した格好となり、1-3月期の128トン、15%から絶対量ではやや減少したものの割合としては増加している。
内訳を見ると、アングロゴールドが84トン減らしたのが目立った。また、ニュークレストマイニングとシノ・ゴールドは全てのヘッジポジションを解消した。21008年のディヘッジングは全体で300トン程度になると見られているが、ここまでに254トン削減している。年後半のディヘッジングのペースは、急速に減速することになりそうだ。
Posted by 直
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