2008年08月18日(月)
アルゼンチン農業組合、政府に抗議して集会開く
[穀物・大豆]
アルゼンチン農家組合FAAは18日、政府による農業セクターへの対応を不十分と抗議して集会を開いた。組合代表は、政府が穀物輸出課徴金案を取り下げた後も、農産物の輸出規制継続や肥料・農地賃貸のコスト高騰、国内価格の下落など問題は残っているとコメント。また、集会前に行った地元ラジオとのインタビューでストライキの可能性も示唆した。
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熱帯性暴風雨「フェイ」、明日未明にもフロリダ半島に上陸
[天候]
ナショナルウェザーサービスによると、今季6番目の熱帯性暴風雨となった「フェイ」は18日米東部11時現在、キューバのハバナの東北東100km、フロリダのキーウェストの南南西115kmの地点にあり、時速13マイル(20km)の比較的ゆっくりとした速度で北北西に向かって移動している。中心付近の最大風速は時速60マイル(秒速26.8m)、19日未明までにカテゴリー1のハリケーンに勢力を強めフロリダ半島に上陸すると見られている。
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8月住宅市場指数(HMI)は前月から横ばい
[経済指標]
全米住宅建設業協会(NAHB)が発表した8月の住宅市場指数(HMI)は16となった。前月比横ばい。指数は50を境に数が小さくなるだけ情勢に悲観的な業者が多いことを意味し、1985年の調査開始から2ヶ月連続して最も不調ということになる。なお、前年同月は22だった。
一戸建て住宅販売の現状を示す指数が16だった。7月分が速報段階での16から15に改定となり、8月は僅かにも前月を上回った。半年後の見通しを示す指数が23。こちらも7月の過去最低よりやや高く、4ヶ月ぶりのプラス転換でもある。それでも、両指数は過去2番目の低水準だ。見込み客の活況度を表す指数は12。 2ヶ月続けて史上最低となった。
NAHBは、前月に成立した住宅セクターの支援法により販売回復期待が業者の間で浮上していることを指摘した。HMI自体は過去最低で推移していることを認識しながらも、販売の現状と見通しを示す2つの指数は前月を上回っており、市場の底入れも近いとの見方が出ていることを示すとコメント。NAHBは住宅販売の行方について、今年後半に減少が一服し、来年にしっかりと上向くのを見込んでいるという。
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ドバイの4-6月期金販売は9.8億ドルと前年比20%増、重量では減少
[メタル]
ワールドゴールドカウンシルのドバイ支局が明らかにしたデータによると、UAEの08年4-6月期金販売は36億ディルハム(9.8億ドル)と、前年同期の30億ディルハムから20%増加した。通常価格変動の激しい時は販売も落ち込むものだが、3月以降価格動向がやや落ち着きを見せていたことと、人々が高価格に慣れてきたことが増加の背景にあるという。もっとも、重量ベースでは26.6トンと前年比で11%減少しており、需要の伸び悩みは否めない。また、サウジの4-6月期需要は前年比16%減の35.9トン、他の湾岸諸国も24%減となっている。
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2008/09年度独ビート糖生産、前年比ほぼ1割減少見通し
[砂糖]
ドイツ調査会社WVZは18日、2008/09年度のビート糖生産が352万トンになるとの見通しを発表した。前年度の 390万1000トンを9.8%下回る見方である。作付が前年比5.2%減の37万1037ヘクタール、イールドは3.1トン低下の60.1トンと予想。一方、含糖率は前年度の15.5%から17.7%に上がるのを見込む。
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2008年08月15日(金)
ザルニコフ、08/09年度砂糖市場の330万トン供給不足見通す
[砂糖]
商社ザルニコフは15日、2008/09年度の世界砂糖需給初回見通しを発表し、330万トンの供給不足になるとした。同社は2007/08年度に1100万トンの供給過剰と推定しており、また5月終わりの報告で2008/09年度について暫定ベースで160万トンの供給過剰をみていた。この結果、同社は需給逼迫が著しく進むのをみている格好となる。
生産を前年比4.6%減の1億6410万トンと見越しており、このうちインドは前年から500万トン減って2391万トンを予想した。小麦などの乗り換えに伴う砂糖きびの減反を理由に挙げている。生産最大のブラジルは前年比ほぼ横ばいの3350万トンを見通す。
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コロンビア、トラック運転手のストがコーヒー輸出に影響
[コーヒー]
コロンビアで、トラック運転手のストによる影響がコーヒー輸出に出ていることが報じられた。コロンビアコーヒー輸出協会(Asoexport)幹部の推定では、現在港に到着するコーヒーは週当たり約2万袋だけ。コーヒー局(Fedecafe)データで昨年8月に週当たり約 3万袋となっていたのを大きく下回る。Asoexport幹部は、運送に応じる運転手が見当たらないという。また、Fedecafe広報は、今週、1万 5000袋のコーヒーを港に送ったとコメント。
ストはトラック運転手組合が運送会社による支払いを徹底させるように政府に申し立てているのに伴って7月末にスタートした。なお、組合は政府代表と13日に話し合いを行ったが、合意には達しなかったと地元紙が伝えている。
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8月NY連銀指数は予想外のプラス転換、7ヶ月ぶりの水準に
[経済指標]
ニューヨーク連邦準備銀行が発表した8月の製造業景況感指数は2.77となった。前月のマイナス4.92から上がり、4ヶ月ぶりにゼロを超えた。また、水準的には1月以来の高さで、市場予想も上回っている。もっとも、調査の内訳はまだら模様。
在庫が昨年10月以来で増加に転じた。8月は5.62となり、これは昨年4月以来の高水準でもある。雇用はマイナス4.49。2ヶ月連続してゼロを下回ったが、前月のマイナス6.32より高く、減少ペースの鈍化を意味する。週平均労働時間は1.12で、3ヶ月ぶりにプラス圏に回復。
一方、新規受注が前月の8.27からマイナス2.20、出荷が13.54からマイナス0.86にそれぞれ下がった。受注残はマイナス8.99。5ヶ月連続して縮小基調を続けたことを示す水準である。納期も3ヶ月続けてゼロを下回ってマイナス3.37だった。
物価については、生産コストを示す支払い指数が65.17となった。前月の77.89よりダウンで、4月以来の低水準。販売価格を表す受取り指数は前月の32.63から僅かに下がって32.58。いずれの指数も前月に調査史上最高を更新してから上昇一服した格好である。
6ヶ月先の期待指数が34.58になった。7月に15.55と2001年10月以来の低水準を更新したが、8月は今年最高に上がった。新規受注が47.29と 2006年2月以来の高水準となり、出荷は45.37でこれは昨年10月以来の高水準だ。在庫は3.37。2月以来のプラス圏となった。雇用が前月の 10.62を上回る14.71。設備投資は14.61と前月の11.58から上昇したが、テクノロジー投資は5.62と3ヶ月ぶりの水準に低下した。
物価見通しについては、支払いが69.66で、前月に74.74と2005年9月以来の高水準だったのからダウンとなった。反面、受取りは52.81と2001年7月の調査開始から初めて50を超えた。
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OPEC、世界石油需要推定を08年、09年度とも小幅上方修正
[エネルギー]
石油輸出国機構(OPEC)は15日に発表した月報で、世界石油需要推定を08年度、09年度共に前月から9万バレル上方修正した。米国の需要は引き続き引き下げ傾向にあるものの、太平洋地域のOECD諸国の見通しが上方修正されたほか、旧ソ連をはじめ新興国でまんべんなく引き上げられたのが背景にある。前年からの伸びは08年度が8万バレル(0.09%)、09年度が90万バレル(1.04%)となっている。
非OPEC諸国の産油量は 08年度が前月から3万バレル、09年度が1万バレルと小幅ながら引き上げられた。欧州の生産引き上げが目立った一方、南米と旧ソ連邦の生産推定は引き下げとなった。OPECの7月産油量は日量3,264.3万バレルと前月から23.5万バレル増加。サウジの生産が16.3万バレル、イラクが5.3万バレル増えるなど、ベネズエラとリビアを除くほとんどの国で増産となった。OPECへの石油需要(Call on OPEC)は08年が日量3,205万バレル、09年が3,133万バレルとそれぞれ前月から10万バレル、9万バレル引き上げられた。
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