2008年08月22日(金)
FRB議長、商品安やドル高に伴うインフレ緩和見通しを示唆
[要人発言]
米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長は22日、ワイオミング州で開かれている連銀の年次集会で講演し、インフレ緩和に向かっているとの見解を示した。最近の商品相場下落やドル高に景気減速も加わって、今年終わりか来年にかけて物価上昇圧力が弱まるとの見通しである。フェデラルファンド金利の誘導目標水準を年2%と比較的低めの水準で維持しているのも、目先のエネルギーなど商品価格下落を見越しての方針と説明した。しかし、議長は当局の目標が物価安定化であることも強調し、また物価の先油不明感が根強いことも示唆。引き続き物価動向を監視するといい、慎重姿勢をみせた。
バーナンキ議長は昨年8月に始まった金融危機はまだ終わっていないともコメントし、また明らかに経済活動を鈍らせて失業率上昇にも起因したと述べた。金融市場に改善のサインが診られることに認識も示しながら、セクター規制の改善が景気の下振れリスクを押さえるためにも必要という。ただ、具体的な改定案などを取り上げることは見送った。
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コートジボワールの7月ロブスタコーヒー輸出、前年比4.1%減
[コーヒー]
コートジボワールの公式データによると、7月のロブスタコーヒー輸出はインスタントコーヒーも含めて前年同月比4.1% 減の9861トンだった。生豆だけなら1年前を3.7%上回る8488トン。しかし、インスタントコーヒーが34.6%落ち込み528トンだった。昨年 10月に始まった2007/08年度の出荷は7月時点であわせて10万6095トン、前年同期に比べて0.5%少ない。年初から出荷した生豆累計累計は 1.9%減の8万4827トン。
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クロップツアー:コーンイールド推定は153.3bu、大豆は39.95bu
[穀物・大豆]
プロファーマーは22日、18日から4日間に渡って実施された08年度中西部クロップツアーの調査を元に、今年度のコーンと大豆のイールドおよび生産推定を発表した。コーンイールドは1エーカー153.3ブッシェルで、生産は121億5,200万ブッシェルと推定、これは 155ブッシェル、122億8,800万ブッシェルとする現在のUSDA推定を下回る。大豆のイールドは1エーカー39.95ブッシェル、生産は29億 3,000万ブッシェルで、こちらの推定もUSDAの40.5ブッシェル、29億7,300万ブッシェルをやや下回っている。
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インド、10月からの10%エタノール混合義務付けが不透明・地元紙
[砂糖]
インドが10月からガソリンに10%のエタノール混合を義務付けるのは難しいと地元紙が報じた。2008/09年度の国内砂糖きび生産が減少する見通しからエタノール供給も不透明であることを理由に挙げているほか、価格面でも問題があるという。
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08/09年度アルゼンチンコーン作付け、5-10%増加見通し・農業局
[穀物・大豆]
アルゼンチン農業局は21日に発表した月次報告で、2008/09年度のコーン作付が360万-380万ヘクタールになるとの見通しを発表した。前年度から5-10%増加の見方である。当局はこのほか、2008/09年度小麦作付推定を新たに20万ヘクタール引き下げて 450万ヘクタールとした。作業完了に2週間残す中で95%の作付が終わっているという。
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2008年08月21日(木)
2008/09年度南米大豆生産、約4%増加見通し・サフラス
[穀物・大豆]
ブラジル農業顧問サフラスは2008/09年度の南米大豆生産が前年度から約4%増加するとの暫定見通しを発表した。規模にして1億2100万-1億2200万トンの見方。最大のブラジルで、作付けを2%増の2180万ヘクタールとみているおり、生産は6220万トンと前年度の過去最高を上回るのを見込むという。
2位のアルゼンチンは前年の1660万ヘクタールから4-5%増反となり、生産が4700万トンから4900万トン近くまで増えるのを予想している。パラグアイの作付もアルゼンチンとほぼ同じ伸び率をみている。生産が6%弱増加して740万トンの見通し。ボリビアの作付は前年比横ばい、生産も約140万トンが維持されるのを見込む。
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インドコーヒー消費、2008年前半は前年比1割増
[コーヒー]
インドコーヒー輸出協会幹部は 21日、国内のコーヒー消費が2008年前半に前年同期比較で1割増となったことを明かした。2007年前半の消費伸び率は2%で、ペースの加速は顕著。新しいコーヒーショップが多く開いたことが背景にあるという。同氏は今年消費について最終的に9万トンになると見通しており、これは前年の8万トンから 12.5%増加の見方である。
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韓国飼料協会、価格上昇理由にコーン買い付け抑制
[穀物・大豆]
韓国飼料協会(KFA)は21日、CBOTのコーン価格上昇を理由に買い付けを抑えていることを明かした。同氏によると、今月に入ってこれまで4万5000トン購入しただけ。先週も予定していた12月納入のコーン22万トンを見送ったという。価格下落を待つとしており、このため改めて物色の日程も決めていないとコメントしている。
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失業保険申請件数は前週比1.3万人減、予想下回る
[経済指標]
米労働省が発表した16日までの週の失業保険新規申請件数は43万2000件となった。これで5週続けて労働市場の不振サインとなる40万台で推移している。ただ、直近の申請件数は前週を1万3000件下回り、2週連続ダウン。市場予想と比べても低めだ。また、前週分が速報段階での45万件から44万 5000件に改定となった。
労働省は申請件数が依然として40万台にあることについて、6月に議会が承認した失業保険の更新期間延長に伴って新規申請する向きが大きく増えたためとの説明を繰り返している。
雇用情勢をより良く映すといわれる4週平均は44万5750件だった。報道によると2001年12月以来の高水準。前週時点での43万8500 件(修正値)を上回った。
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BTCパイプラインは週末にもフル稼働に戻る、BP
[エネルギー]
BPの報道担当者は20日、アゼルバイジャンのカスピ海油田とトルコの輸出港シェイハンを結ぶBTCパイプラインの稼動試験を同日に行った結果、週末には通常通りの操業を行うことが出来るとの見通しを示した。BTCパイプラインの輸送能力は日量100万バレル、今月5日にトルコ領内で爆発を起こした後に閉鎖された。爆発はクルド人武装勢力による攻撃との見方もあるが、原因は依然として不明のままとなっている。
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