2008年08月22日(金)
クロップツアー:コーンイールド推定は153.3bu、大豆は39.95bu
[穀物・大豆]
プロファーマーは22日、18日から4日間に渡って実施された08年度中西部クロップツアーの調査を元に、今年度のコーンと大豆のイールドおよび生産推定を発表した。コーンイールドは1エーカー153.3ブッシェルで、生産は121億5,200万ブッシェルと推定、これは 155ブッシェル、122億8,800万ブッシェルとする現在のUSDA推定を下回る。大豆のイールドは1エーカー39.95ブッシェル、生産は29億 3,000万ブッシェルで、こちらの推定もUSDAの40.5ブッシェル、29億7,300万ブッシェルをやや下回っている。
推定はこの先収穫期まで平年並みの天候が続くとの前提に基づいており、初霜の時期もそれに含まれる。今後実が成熟するまでの期間の天候によっては、コーンのイールド推定はプラスマイナス1%、大豆はプラスマイナス2%の変化が見られる可能性があるとした。
コーンについては、窒素系肥料の流出による最終段階における成長の停止、コーンベルト全域における土壌水分の不足、作付や生育の遅れによる降霜リスクの上昇、 8月までの水分過多によって根が十分に張っていないことを大きな懸念材料としてあげている。根が張っていないため、窒素やその他の栄養分を十分に吸い上げられない恐れがあると言う。大豆については、前年に比べて土壌が極端に乾燥していることが大きな懸念材料になるとした。
Posted by 直