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2008年08月20日(水)

米アイオワ州南西のコーンと大豆収穫、見通し下回る可能性
 [穀物・大豆]

米農業組合プロ・ファーマー主催の中西部クロップツアーによると、アイオワ州南西のコーンと大豆収穫は事前見通しを下回る可能性がある。土壌の乾燥、生育が遅れていることが理由という。調査グループからは、平均コーンイールドが139.7ブッシェルと伝わっており、これは前年同期の153.08ブッシェルより低い。

乾燥は特に大豆への影響懸念が強いとの声も聞かれている。9平方フィートの鞘数は前年度の調査で1321.5だったのに対して今回のツアーでは1037となっている。豆がまだ熟していないことからイールドを占うのが難しいとしながらも、8月の降水量がカギとするツアー参加者のコメントがあった。

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欧州金協定に基づく保有金売却は319トンに達する、WGC
 [メタル]

ワールドゴールドカウンシルが20日に明らかにしたデータによると、欧州の中銀が欧州金協定(CBGA)に基づいて売却した今年度の保有金は、20日現在319トンに達した模様。内訳はユーロシステムの売却が199トン、スイスが113.1トン、スウェーデンが7.4トン。欧州金協定は1999年秋に最初の協定が結ばれ、ユーロシステムと英国、スイス、スウェーデンが参加し中銀に保有金売却を年間500トンまでと定めている。6年目からの第二次協定では英国が離脱、8年目に当たる今年度は9月26日に終了する。

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2008/09年度ベルギー砂糖ビートテスト、イールドは前年割れ
 [砂糖]

ベルギー砂糖ビート機関(Irbab)は20日、18日に行った2008/09年度ビートのテスト結果、平均砂糖イールドが1ヘクタール当たり8.474トンになったと発表した。前年度の9.381トンから低下したが、1998-2007年の10年平均で8.194トンとなっているのは上回る。糖分含有率は14.78%。こちらは前年度の15.42%、10年平均の14.79%いずれと比べてもダウンとなる。1ヘクタールあたりのビートイールドは57.33トン。前年度の60.834トンから下がり、しかし、10年平均の55.421トンより上がった。

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BTCパイプラインの修復は最終段階に、BP
 [エネルギー]

BPトルコの広報担当者は20日、今月5日に起こった爆発によって稼動を停止していたBTCパイプラインの修復作業が、最終段階に入っていることを明らかにした。プラッツ社が伝えた。午後にも最終の稼動試験を行うという。BTCパイプラインはアゼルバイジャンにあるカスピ海ACG油田から算出される原油を欧州方面に出荷するためのもので、アゼルバイジャンのバクーからグルジアのトリビシ経由で地中海に面したトルコの輸出港シェイハンにつながっている。輸送能力は日量約100万バレル。爆発はトルコ領内で発生、クルド人武装勢力による犯行の可能性が高いとされている。

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2008年08月19日(火)

2008年のカンザス小麦、平年並みの品質
 [穀物・大豆]

カンザス州農業局は、2008年に州内で収穫される小麦について平年並みの品質との見方を発表した。これは当局が米農務省と合同で行ったテスト調査によるもの。52郡から収集した1万1245のサンプルに基づいて、1ブッシェルあたりの平均重量は60.4ポンドだった。前年の59.3ポンドを上回り、1994年から2003年にかけての10年平均と同水準という。平均たんぱく質は12.4%となり、前年の11.7%、10 年平均の12.3%より高い。水分比率は11.3%。前年が12%、10年平均は11.5%であり、こちらは低下となる。

調査は農家組合を代表するカンザス・ホイートが出資しており、同団体によると、製粉所が過去2年間失望してきたことからも今シーズンの小麦品質に満足しているようだ。2006年に2007年には春の気温低下、収穫時の降雨によって被害が生じていた。

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中南米9ヶ国の7月コーヒー輸出、前年比1.6%増・Anacafe
 [コーヒー]

グアテマラコーヒー協会(Anacafe)によると、中南米9ヶ国の7月コーヒー輸出は前年同月比1.6%増の272万6730袋となった。2007/08年度(10月-9月)の出荷は7月まであわせて2454万510袋で、前年同期を4.0%上回る。

Anacafe はコロンビア、メキシコ、ペルー、ドミニカ共和国、コスタリカ、エルサルバドル、グアテマラ、ホンジュラス、ニカラグアの9ヶ国のコーヒー輸出量を集計し、毎月公表している。ブラジル、エクアドルといった南米の主要生産国は含まれていない。これらの国々は主に水洗式アラビカコーヒーを生産。水洗式アラビカ種では中南米の輸出のうち85%- 90%、世界全体でも75%-80%のシェアを占めている。

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2008/09年度独砂糖ビートテスト、含糖率は前年上回る15.7%
 [砂糖]

ドイツ調査会社WVZは19日、2008/09年度砂糖ビートの二次テスト結果を発表し、含糖率は15.7%だったとしている。一次テストでの14.6%から上がり、前年同期の14.9%も上回る。また、一次テストでは1998-2007年の平均より低かったのが今回は僅かにも高い。

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7月生産者物価指数は前月比1.21%上昇、予想大きく上回る
 [経済指標]

米労働省が発表した7月の生産者物価指数(PPI)は前月比1.21%上昇した。前月の1.79%から上昇ペースはスローダウンし、3ヶ月ぶりの低い伸びである。しかし、市場予想は上回った。7月のエネルギー価格は3.06%アップ。前月の約半分の伸び率だが、年初から3番目の高水準。暖房湯が3.70% と前月に比べてペースは緩やかながらも上昇基調を維持。天然ガスは住居用と工業用いずれも9%近い値上がりで、前月以上の伸びだった。ガソリンだけは 0.16%のマイナス転落となった。

エネルギーとともに変動の激しい食品は0.28%上がった。鶏卵が2割近く落ち込み、果物と野菜も1割前後ダウン。鶏肉も下がったが、一方で清涼飲料水、魚介類、豚肉、麺製品が値上がりに転じた。パン製品は前月以上の価格上昇だ。

エネルギーと食品を除くコア指数が0.66%上がった。2006年11月以来の大幅上昇で、市場予想と比べても高い。消費財では婦人服や家電がプラス転換し、スポーツ用品と宝飾品が前月以上の値上がりだった。乗用車は1.39%上がって、伸び悩んだ。資本財の値上がり率0.78%と前月の0.26%から大きくアップ。農業関連や金属関連の機械の上昇が進み、トラックが前月の下げから上昇転換。一方、油田関連機器や事務機などの価格上昇ペースは鈍った。コンピューターの値下がりが加速し、テキスタイル用機械がマイナス転落。

PPIは前年比較すると9.79%上昇し、これは1981年6月以来の高い伸びである。コアの前年比伸び率は3.58%で、1991年5月以来の高水準だった。

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OPEC総会では減産提案を支持する、ベネズエラ石油相
 [エネルギー]

ベネズエラのラミレス石油相は18日、来月9日に開かれるOPEC総会では減産の提案を支持するとの考えを明らかにした。もっとも、場合によっては生産据え置きを支持することもあると、柔軟な姿勢も見せている。

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