2008年08月25日(月)
OPECの8月産油量は前月から45万バレル増加、ペトロロジスティクス
[エネルギー]
タンカー調査サービスのペトロロジスティクスが22日に明らかにした速報データによると、8月のOPEC産油量は日量 3,295万バレルと前月から45万バレル増加した。イランの生産が7月の日量365万バレルから405万バレルに増えたほか、アンゴラの生産も6万バレル増加し207万バレルとなった。サウジの生産は日量945万バレルと2万バレル減少した。
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7月中古住宅販売は前月比3.09%増、予想上回る
[経済指標]
全米不動産協会が一戸建てとコンドミニアムあわせて算出した中古住宅販売は7月に年率換算で前月比3.09%増の500万戸となった。2月以来の高水準で、市場予想も上回った。なお、6月の販売件数は速報段階での486万戸から485万戸に下方改定である。
7 月の販売は西部で9.71%増え、113万戸とこの一年間で最大の規模となる。北東部で5.88%のプラス、中西部は0.90%増だった。南部だけが 0.54%減少し、3ヶ月連続マイナス。前年比較すると全体で13.19%減った。西部は前年を0.86%上回り、ほかの市場で揃って1割を超える落ち込みだ。
住宅ストックは前月比3.87%増の466万9000戸だった。販売以上の増加のためにストック/販売比率は11.2ヶ月で、これは4月に記録した過去最高である。販売価格は中央値で21万2400ドルだった。前年同月と比べて7.09%下落。西部で22.21%と大きく落ちた。北東部と南部も前年割れ。ただし、中西部は1.04%上昇。平均値にすると全ての市場が前年より低い。
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2008年の台湾大豆輸入、コスト高騰背景に前年比8%減の可能性
[穀物・大豆]
台湾の大豆圧搾大手TTETユニオンの幹部は25日、今年の台湾によるコーン輸入が前年比8%減少する可能性があるとの見方を示した。圧搾業者は輸入コストの高騰分を全面的に顧客に転嫁できず、この結果、需要も薄れているという。
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ベトナムの8月コーヒー輸出は前年比33.6%増、統計局
[コーヒー]
ベトナム統計局が25日に発表したデータによると、同国の8月コーヒー輸出は前年同月比33.6%増の6万トン(100 万袋)と推定される。前月の輸出は7万トンから6万5000トンに下方修正した。昨年10月に始まった07/08年度の累計は8月時点で94万9000トン(1580万袋)となり、前年同期を18.1%下回る。
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中国の08年上半期金生産は前年比5.63%増
[メタル]
中国金協会が22日に明らかにした最新データによると、同国は今年上半期に前年比5.63%増となる129.089トンの金を生産した。6月単月では23.468トンとなるが、前年との比較は発表されていない。
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2008年08月22日(金)
FRB議長、商品安やドル高に伴うインフレ緩和見通しを示唆
[要人発言]
米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長は22日、ワイオミング州で開かれている連銀の年次集会で講演し、インフレ緩和に向かっているとの見解を示した。最近の商品相場下落やドル高に景気減速も加わって、今年終わりか来年にかけて物価上昇圧力が弱まるとの見通しである。フェデラルファンド金利の誘導目標水準を年2%と比較的低めの水準で維持しているのも、目先のエネルギーなど商品価格下落を見越しての方針と説明した。しかし、議長は当局の目標が物価安定化であることも強調し、また物価の先油不明感が根強いことも示唆。引き続き物価動向を監視するといい、慎重姿勢をみせた。
バーナンキ議長は昨年8月に始まった金融危機はまだ終わっていないともコメントし、また明らかに経済活動を鈍らせて失業率上昇にも起因したと述べた。金融市場に改善のサインが診られることに認識も示しながら、セクター規制の改善が景気の下振れリスクを押さえるためにも必要という。ただ、具体的な改定案などを取り上げることは見送った。
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コートジボワールの7月ロブスタコーヒー輸出、前年比4.1%減
[コーヒー]
コートジボワールの公式データによると、7月のロブスタコーヒー輸出はインスタントコーヒーも含めて前年同月比4.1% 減の9861トンだった。生豆だけなら1年前を3.7%上回る8488トン。しかし、インスタントコーヒーが34.6%落ち込み528トンだった。昨年 10月に始まった2007/08年度の出荷は7月時点であわせて10万6095トン、前年同期に比べて0.5%少ない。年初から出荷した生豆累計累計は 1.9%減の8万4827トン。
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クロップツアー:コーンイールド推定は153.3bu、大豆は39.95bu
[穀物・大豆]
プロファーマーは22日、18日から4日間に渡って実施された08年度中西部クロップツアーの調査を元に、今年度のコーンと大豆のイールドおよび生産推定を発表した。コーンイールドは1エーカー153.3ブッシェルで、生産は121億5,200万ブッシェルと推定、これは 155ブッシェル、122億8,800万ブッシェルとする現在のUSDA推定を下回る。大豆のイールドは1エーカー39.95ブッシェル、生産は29億 3,000万ブッシェルで、こちらの推定もUSDAの40.5ブッシェル、29億7,300万ブッシェルをやや下回っている。
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インド、10月からの10%エタノール混合義務付けが不透明・地元紙
[砂糖]
インドが10月からガソリンに10%のエタノール混合を義務付けるのは難しいと地元紙が報じた。2008/09年度の国内砂糖きび生産が減少する見通しからエタノール供給も不透明であることを理由に挙げているほか、価格面でも問題があるという。
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08/09年度アルゼンチンコーン作付け、5-10%増加見通し・農業局
[穀物・大豆]
アルゼンチン農業局は21日に発表した月次報告で、2008/09年度のコーン作付が360万-380万ヘクタールになるとの見通しを発表した。前年度から5-10%増加の見方である。当局はこのほか、2008/09年度小麦作付推定を新たに20万ヘクタール引き下げて 450万ヘクタールとした。作業完了に2週間残す中で95%の作付が終わっているという。
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