2008年08月06日(水)
メキシコ農相、2008年コーン生産6.8%増と推定
[穀物・大豆]
メキシコのカルデナス農相は6日の記者会見で、2008年のコーン生産が前年比6.8%増の2500万トンになるのをみていると発表した。収穫は終盤に入っており、これまでのところ天候に問題なく、後で推定を修正することもないだろうという。
このほか、今年上半期の輸入について取り上げ、コーンは前年比35.4%増の444万1000トンだったとしている。一方、小麦は36.9%減って103万 6000トンで、ソルガムの買い付けも前年割れ。同相は国内の農家が自給を目指して生産を引き上げていることを理由に、穀物全般に輸入の減少トレンドが続くと見通した。
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中国政府系シンクタンク、08年大豆とコーン生産見通し引き上げ
[穀物・大豆]
中国政府系シンクタンクの国家穀物油種情報センター(CNGOIC)は5日に発表した月次報告において、2008年度の大豆とコーンの生産見通しを上方修正した。大豆を従来推定から100万トン引き上げ、前年比36.7%増の1750万トンとみている。コーンは前年を 2.7%上回る1億5600万トンの見方。これは前月時点での推定より200万トン多い。一方、小麦は1億1250万トンの推定で据え置いた。
CNGOICは作付推定も、コーンと大豆は引き上げた。コーンが2785万ヘクタール、大豆は965万ヘクタールで、いずれも前月時点での推定を15万ヘクタール上回る。小麦作付は2300万ヘクタールを維持している。
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タンザニアの08年金生産は前年比で10%減少
[メタル]
タンザニアの業界関係者は6日、同国の2008年度金生産が鉱山の崩落によって前年比で10%減少するとの見通しを示した。ダウジョーンズ社が伝えた。同国は07年に175万オンスの金を生産していた。アングロゴールド・アシャンティーが所有するギータ鉱山における今年度の生産は、崩落事故によって生産が43万トロイオンスと通常の60万トロイオンスから28%減少するという。09年度にはブズワギ鉱山が生産を開始することにより、年200万オンスの生産が見込まれている。タンザニアは南アフリカ、ガーナに継ぐアフリカ三位の金生産国。
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OPEC総会で生産量を変更する必要ない、リビア国営石油代表
[エネルギー]
リビアのガーネム国営石油代表は6日、石油市場に供給は十分にあり、9月の総会で生産量を変更する必要は無いとの認識を示した。プラッツ社のインタビューに答えた。OPECは市場の動向を注視しており、市場に供給が不足するとの兆候があれば迅速に行動するとし、9月の総会までには市場の価格動向を見る時間が十分にあるとも述べた。
また、現在行われているパイプラインのメンテナンスとトタルのアル・ジャルフ油田の修復作業はあと数週間掛かるとの見方も示した。同国の石油生産はこれらの作業によって最大で14.5万バレル減少、現在日量174-175万バレルで推移している。
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2008年08月05日(火)
FOMC、金利据え置き決定
[金融・経済]
米連邦公開市場委員会(FOMC)は5日、短期金利の指標となるフェデラルファンド(FF)金利誘導目標を年2%で据え置いたと発表した。6月の会合で昨年8月以来となる金融政策の変更を見送り、再び金利水準を維持した格好である。なお、本日の決定でダラス連銀のフィッシャー総裁は利上げを支持して金利据え置きに反対票を投じた。昨年10月の会合以降、FOMCが全会一致で政策決定したことはない。
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インフォーマ、米コーンと大豆および全小麦の生産見通し引き上げ
[穀物・大豆]
米有力アナリストのインフォーマ・エコノミクスが2008/09年度の米コーン生産について123億3000万ブッシェルと見通していることが伝えられている。前月時点での同社予測120億200万ブッシェルから引き上げた格好で、米農務省(USDA)による前月時点での生産推定117億1500万ブッシェルも上回る。インフォーマによる1ヘクタールあたりの平均イールド最新見通しは155.4ブッシェルで、従来予測 152ブッシェル、USDAによる148.9ブッシェル見通しいずれと比較しても高い。
インフォーマは大豆について、生産30億5400 万ブッシェル、イールド42ブッシェルとみていることも報道されている。やはり前月時点での推定30億1900万ブッシェル、41.9ブッシェルから上方修正した模様。USDAによる推定(生産30、イールド同41.6ブッシェル)より高めの見方に転じた。
報道では、小麦も上方修正した。生産25億3700万ブッシェル、イールド44.8ブッシェルと見通しているという。前月に伝わっていたのが生産25億1300ブッシェル、イールド 41.9ブッシェル。USDAが7月の需給報告で見込んでいた24億6100万ブッシェル、イールド43.5ブッシェルも上回る。
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コロラド州立大研究チーム 、ハリケーン発生予測を引き上げ
[天候]
ハリケーン予測の権威として知られるコロラド州立大のグレイ博士の研究チームは4 日、2008年度のハリケーン発生に関する最新推定を発表、今年6月から11月末までのハリケーンシーズン中に名前の付く熱帯性暴風雨は17個、ハリケーンに発達するものは9個、このうちカテゴリー3以上の大型ハリケーンになるものは5個発生すると予想した。前回(6月)の発表でそれぞれ15個、8個、4 個としていたのから見通しを引き上げた。ハリケーン活動は長期平均の190%と前回の160%から修正、これまでよりも更に活発なシーズンになるとしている。
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インド砂糖生産、雨不足で向こう2年間減少見通し
[砂糖]
インドの砂糖生産について主要砂糖きび生産地の雨不足から向こう2年間減少するとの業界関係者の見通しが報じられている。同氏は農家がより採算性の高い作物に乗り換えていることも指摘。市場関係者の間では、10月に始まる2008/09年度の生産は前年比3.6%減の 2650万トン、2009/10年度にはさらに2200万トンに落ち込む見方となっている。
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ロシアの08年金生産は前年比12%増に、生産者組合
[メタル]
ロシア金生産者組合は5日に明らかにしたレポートで、同国の08年度金生産が前年比12%増の183トンに達するとの見通しを示した。極東チュコトカ自治区におけるクーポ鉱山からの新規生産が13.5トン見込めるほか、他の産金業者も9トンまでの生産増を見越しているという。年初から6月までの生産量は前年比12.5%増の62.1トンとなっている。
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