2009年06月15日(月)
6月NY連銀指数は9.41に低下、予想も下回る
[経済指標]
ニューヨーク連邦準備銀行が発表した6月の製造業景況感指数はマイナス9.41となった。14ヶ月連続してゼロを下回り、また前月のマイナス4.55から3ヶ月ぶりの低下である。市場予想も下回る。
活動別の指数も揃ってマイナス圏にあり、これは5月に昨年7月以来でゼロを超えた出荷も含む。出荷は前月のプラス1.29からマイナス4.84に転落し、前月に改善した以上の落ち込みだ。在庫はマイナス21.59からマイナス25.29に下がり、受注残もマイナス10.34と前月のマイナス10.23より低い。しかし、新規受注は前月のマイナス9.01からマイナス8.15に上がった。雇用はマイナス21.84。昨年7月からゼロを下回っているが、6月は昨年10月以来の高水準になる。
生産コストを示す支払い指数が前月のマイナス5.75.だった。昨年12月からマイナス圏での推移を続けながらも、6月はこの間で最も高い。販売価格を表す受取り指数は前月にマイナス27.27と2001年7月の記録開始以来最低を記録したのが、6月にはマイナス12.64に上がった。これは1月以来の高水準だ。
6ヶ月先の期待指数は43.80から47.81と、2007年7月以来の水準に上昇した。雇用が16.12。2ヶ月連続してゼロを超え、しかも昨年9月以来の高水準になる。設備投資については11.49、テクノロジーだけで1.15となり、いずれも昨年10月以来でゼロを超えた。出荷は前月の39.64から2007年10月以来となる48.74に改善。在庫はマイナス10.23からマイナス8.05に上がった。一方、新規受注が45.81で、これは前月の46.49を僅かに下回る。受注残は4.68。前月の10.38の半分以下にとどまり、4月の水準と比べても低い。
物価見通しに関すると、支払いが9.09から10.34に上昇した。昨年11月以来の高水準になる。しかし、受取りはマイナス5.75と3ヶ月ぶりの低水準となった。
Posted by 直
2009年06月12日(金)
6月ロイター/ミシガン大消費者指数は69.0に上昇、予想は下回る
[経済指標]
6月のロイター/ミシガン大消費者指数速報値は69.0となった。前月の68.7から小幅上昇し、昨年9月以来の高水準も更新。しかし、市場予想は下回った。現状指数は67.7から74.5に上がった。反面、6ヵ月後を占う期待指数は65.4と、前月の69.4より低い。
インフレ予測は1年後が5月の2.8から3.1に上昇した。5年後も3.1で、やはり前月の2.9よりアップ。
Posted by 直
5月輸入物価指数は前月から1.31%上昇
[経済指標]
米労働省が発表した5月の輸入物価指数は前月比1.31%上昇した。3ヶ月連続プラス。また、4月の伸び率が速報の1.59%から1.06%に改定となったことから、5月にペースが加速して昨年7月以来の高い伸びを記録した格好になる。石油および石油製品が4ヶ月続けて上がったが、4月は9.80%と速報の15.36%より低い伸びであり、5月にはスローダウンして8.33%。一方、非石油の輸入物価指数は0.19%高い。昨年7月以来、10ヶ月ぶりの上昇だ。
工業製品は石油関連を含めて4.16%上昇し、前月を上回る伸びだった。石油を除くと0.61%アップにとどまるが、4月に 2.11%低下したのからはプラス転換。耐久財が0.15%、石油を除く非耐久財1.11%とそれぞれ上昇に転じた。自動車および部品が4月の横ばいに対し、5月は0.28%上昇。反面、一般消費財と資本財が揃って4月に上昇したのから5月には前月比変わらずとなった。食品・飼料・飲料が0.29%上昇で、前月の2割にとどまる伸び率。
5月の輸入物価指数は前年比較で17.63%低下した。1982年に四半期ベースで記録が始まってから最大の前年比マイナスを再び更新である。石油を除くと前年比較で5.79%下がり、これも過去最大の落ち込みとなった
Posted by 直
【 過去の記事へ 】



