2009年06月15日(月)
ブラジル大豆生産最大州でさび病小幅増加・地元生産者協会
[穀物・大豆]
ブラジル最大の大豆生産であるマットグロッソの大豆生産者協会(Aprosoja)は15日に米通信社ダウ・ジョーンズに対し、2008/09年度に州内でさび病感染例が前年比8.9%増の329件となったことを明かした。ただ、感染テスト数は3183と一年前より 69.2%増えたことを考慮すれば、感染例は小幅増でしかないと強調する。ブラジルの農家は過去の経験からさび病対策に迅速に取りかかるようになったと述べた。
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2008/09年度世界コーヒー生産推定一段と下方修正・ICO
[コーヒー]
国際コーヒー機関(ICO)は15日に発表した月次市場報告で、2008/09年度の世界コーヒー生産推定を一段と引き下げた。1億2685万8000袋から1億2609万袋に修正し、前年からは6.8%増の見方になる。国別にはエクアドルの4割減が最もきつい落ち込みとし、このほか、中米諸国、アジアではインドネシアやベトナムの不作を挙げている。なお、2009/10年度の生産に関する見解はなかった。
2008 年のコーヒー消費推定を1億2800万袋から1億2832万袋と僅かに上方修正とした。前年から1.3%増加をみている格好になる。経済危機にもかかわらず、コーヒー消費に目立った影響はみられないとした。
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ナイジェリアでシェブロンの石油供給施設が攻撃される
[エネルギー]
地元の業界関係者が明らかにしたところによると、ナイジェリア南部の石油地帯で15日未明、シェブロンの石油供給施設が何者かの攻撃を受け炎上した模様。ダウジョーンズ社が伝えた。エスクラボス輸出ターミナルの近くにある-アビテイェ油田では油井4本が炎上、うち2本は現地時間の1時半現在もなお火災が続いているという。同国南部を拠点とする武装勢力、ニジェールデルタ解放運動(MEND)は施設に対する攻撃を行ったことを宣言、ハリケーン・パイパー・アルファと呼ばれる作戦の一環だとしている。
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6月NY連銀指数は9.41に低下、予想も下回る
[経済指標]
ニューヨーク連邦準備銀行が発表した6月の製造業景況感指数はマイナス9.41となった。14ヶ月連続してゼロを下回り、また前月のマイナス4.55から3ヶ月ぶりの低下である。市場予想も下回る。
活動別の指数も揃ってマイナス圏にあり、これは5月に昨年7月以来でゼロを超えた出荷も含む。出荷は前月のプラス1.29からマイナス4.84に転落し、前月に改善した以上の落ち込みだ。在庫はマイナス21.59からマイナス25.29に下がり、受注残もマイナス10.34と前月のマイナス10.23より低い。しかし、新規受注は前月のマイナス9.01からマイナス8.15に上がった。雇用はマイナス21.84。昨年7月からゼロを下回っているが、6月は昨年10月以来の高水準になる。
生産コストを示す支払い指数が前月のマイナス5.75.だった。昨年12月からマイナス圏での推移を続けながらも、6月はこの間で最も高い。販売価格を表す受取り指数は前月にマイナス27.27と2001年7月の記録開始以来最低を記録したのが、6月にはマイナス12.64に上がった。これは1月以来の高水準だ。
6ヶ月先の期待指数は43.80から47.81と、2007年7月以来の水準に上昇した。雇用が16.12。2ヶ月連続してゼロを超え、しかも昨年9月以来の高水準になる。設備投資については11.49、テクノロジーだけで1.15となり、いずれも昨年10月以来でゼロを超えた。出荷は前月の39.64から2007年10月以来となる48.74に改善。在庫はマイナス10.23からマイナス8.05に上がった。一方、新規受注が45.81で、これは前月の46.49を僅かに下回る。受注残は4.68。前月の10.38の半分以下にとどまり、4月の水準と比べても低い。
物価見通しに関すると、支払いが9.09から10.34に上昇した。昨年11月以来の高水準になる。しかし、受取りはマイナス5.75と3ヶ月ぶりの低水準となった。
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2009年06月12日(金)
6月ロイター/ミシガン大消費者指数は69.0に上昇、予想は下回る
[経済指標]
6月のロイター/ミシガン大消費者指数速報値は69.0となった。前月の68.7から小幅上昇し、昨年9月以来の高水準も更新。しかし、市場予想は下回った。現状指数は67.7から74.5に上がった。反面、6ヵ月後を占う期待指数は65.4と、前月の69.4より低い。
インフレ予測は1年後が5月の2.8から3.1に上昇した。5年後も3.1で、やはり前月の2.9よりアップ。
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5月輸入物価指数は前月から1.31%上昇
[経済指標]
米労働省が発表した5月の輸入物価指数は前月比1.31%上昇した。3ヶ月連続プラス。また、4月の伸び率が速報の1.59%から1.06%に改定となったことから、5月にペースが加速して昨年7月以来の高い伸びを記録した格好になる。石油および石油製品が4ヶ月続けて上がったが、4月は9.80%と速報の15.36%より低い伸びであり、5月にはスローダウンして8.33%。一方、非石油の輸入物価指数は0.19%高い。昨年7月以来、10ヶ月ぶりの上昇だ。
工業製品は石油関連を含めて4.16%上昇し、前月を上回る伸びだった。石油を除くと0.61%アップにとどまるが、4月に 2.11%低下したのからはプラス転換。耐久財が0.15%、石油を除く非耐久財1.11%とそれぞれ上昇に転じた。自動車および部品が4月の横ばいに対し、5月は0.28%上昇。反面、一般消費財と資本財が揃って4月に上昇したのから5月には前月比変わらずとなった。食品・飼料・飲料が0.29%上昇で、前月の2割にとどまる伸び率。
5月の輸入物価指数は前年比較で17.63%低下した。1982年に四半期ベースで記録が始まってから最大の前年比マイナスを再び更新である。石油を除くと前年比較で5.79%下がり、これも過去最大の落ち込みとなった
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2008/09年度世界砂糖、推定で1598万トン供給不足
[砂糖]
欧州の砂糖ブローカー大手キングスマンは12日に発表した世界砂糖市場レポートで、2008/09年度を1598万トン供給不足と推定していることを示した。従来見越していた1156万トンから引き上げた格好で、インドの不作を指摘。インドの生産は2月初め時点での見通しを約38%下回ったという。
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OPEC、世界石油需要見通しを下方修正
[エネルギー]
石油輸出国機構(OPEC)は12日に発表した月報で、2009年の世界石油需要を日量8,380万バレルと推定、前月から23万バレル下方修正した。北米地域の需要を15万バレル引き下げたのが目立った。前年比では161万バレル1.89%減少する。4-6月期の需要は日量8,330万バレルと28万バレル引き下げたものの、7-9月期は8,365万バレルと4万バレル引き上げ、石油市場の最悪期は既に過ぎ去ったと将来に楽観的な見方を示した。
非 OPEC諸国の石油生産は2009年に日量4,852万バレルと前年から13万バレル増加する。前月からは3万バレルの小幅引き下げ。OPECの5月生産量は日量2,827.1万バレルと前月から13.5万バレル増加、アルジェリアとカタールが1万バレル以下の小幅減少、UAEとクウェートが据え置きとなったが、他の加盟国は生産が増加した。特にアンゴラの生産は、日量5万バレル以上増加した。イラクを除く11ヶ国の生産量は日量2,590.3万バレルと前月から11.9万バレル増加、昨年12月の総会で決定した生産目標を100万バレル強上回っている。
OPECへの石油需要(Call on OPEC)は2009年が日量2,860万バレルと前月から21万バレル引き下げられた。
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