2009年06月18日(木)
6月の月次入札、前月上回る総額1040億ドルに・財務省
[金融・経済]
米財務省は18日、来週実施の月次入札での発行額を発表した。2年債が400億ドルと前月と同じ。しかし、5 年債は350億ドルから370億ドルに引き上げとなった。7年債も10億ドルの増えて270億ドル。総額1040億ドルとなる。入札は23日の2年債から順次行う。
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失業保険申請件数は前週から3,000件増加、予想やや上回る
[経済指標]
米労働省が発表した6月13日までの週の失業保険新規申請件数は前週比3000件増の60万8000件だった。5週間ぶりのプラス転換で、市場予想も下回った。なお、前週分は速報の60万1000件から60万5000件に改定。
雇用情勢をより良く映すといわれる4週平均は61万5750件となった。前週の62万2750件(修正値)から2月14日までの週以来の水準にダウン。
失業保険の継続受給件数は6月6日時点で668万7000件だった。前週比14万8000件減少。1月10日から続く増加が止まり、4週間ぶりの低水準となった。継続需給のデータは新規申請件数より一週間遅れとなる。
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ストラテジーグレイン、09/10年度欧州小麦とコーン生産を下方修正
[穀物・大豆]
ストラテジーグレインは18日に明らかにしたレポートで、欧州の09/10年度の軟質小麦生産を1億2,630トンと推定、前月の1億2,890トンから引き下げた。ハンガリーやルーマニアで乾燥気候が続いていることが背景にあるという。前年比では10%の減少となる。コーン生産は前年比8%減の5億7,400万トンと、前月の5億8,600万トンからやはり下方修正した。穀物全体では前年比9%減の28億3,300万トンとなる。イールドは軟質小麦が1ヘクタール5.6トンと前月の5.7トンから引き下げ、前年の6.0トンから低下する。コーンは6.7トンと0.1トンの下方修正、前年は7.1トンだった。
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2009年06月17日(水)
オバマ米大統領、金融危機再発防止狙った改革案発表
[金融・経済]
オバマ米大統領は17日の演説で、金融規制改革案を発表した。市場監視を強化し、金融危機の再発を防ぐのが狙いといい、包括的な改革を行う必要性を強調。改革案では米連邦準備理事会(FRB)が金融機関の監督で中心となることや、借り手の保護を目的とする金融消費者保護庁の創設などを含む。政府は85ページからなる改革案を巡って議会との調整を進め、年内に成立させたいとした。
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アルゼンチン輸出業者、コーン輸出の規定で政府と合意
[穀物・大豆]
アルゼンチンの穀物・油種輸出業者を代表するCIARA-CECは17日、農家からのコーン購入における価格引き上げるで政府と輸出業者が16日遅くに合意したことを明かした。この結果、2009/10年度産300万トンと2010/11年度産100万トンを政府が設定する価格で買い取ることになる。変わりに農家は2009/10年度産コーンと小麦の余剰分輸出が保証される。
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EIA石油在庫統計:原油は大幅取り崩し、ガソリンは積み増し
[エネルギー]
米エネルギー省情報局(EIA)が発表した石油在庫統計によると、6月12日現在の米国内民間原油在庫は前週から387.4万バレルの大幅取り崩しとなった。輸入が引き続き低迷、製油所稼働率がわずかながら上昇したことが、事前予想以上の在庫減となった背景にある。一方、ガソリンは338.5万バレルの大幅積み増し、ディーゼル燃料や暖房油となる留出油の在庫は30.8万バレル増加した。製油所稼働率は85.9%と0.1ポイント上昇した。
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5月消費者物価指数は前月から0.10%上昇、予想下回る
[経済指標]
米労働省が発表した5月の消費者物価指数(CPI)は前月比0.10%上昇した。3ヶ月ぶりのプラス転換だが、市場予想は下回る伸びである。変動の激しいエネルギーと食品を除いたコア指数が0.14%上昇。4月に昨年7月以来の高胃の美となったのからややスローダウンした。市場予想範囲内でもある。
エネルギーが0.23%上がった。3ヶ月ぶりの上昇。ガソリンが3.12%高く、3-4月に上がった分の大半を戻した格好になる。一方、ガス・電力は連続ダウンだが、1.69%と前月よりペースは鈍い。食品・飲料が0.20%下がった。4ヶ月続けての下落。ペースもじわりと速まった。大勢が前月割れとなり、中でも果物・野菜、肉・魚・卵、油類の値下がりが目立つ。
コア部分では航空運賃がダウンとなった。昨年9月から下げ続けており、5月は 1.50%と前月とほぼ同じペースの値下がりだ。アパレルは0.16%のマイナス。自動車部品や修理代も前月より低いが、自動車自体は新車が0.52%上がり、中古も上昇した。医療、教育も一段高。レクレーションは0.01%とほぼ横ばいだった。
3月のCPI は前年同月と比べると1.01%下落した。1950年4月以来の大きな前年比マイナスを記録している。コアの前年比伸び率は1.84%。昨年末から金融当局の許容上限といわれる2%を下回っており、また前月よりややペースの鈍い上昇となった。
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