2009年08月26日(水)
7月耐久財受注は前月比4.86%増、予想上回る
[経済指標]
米商務省によると、7月の耐久財受注は前月比4.86%増加した。2007年7月以来、ちょうど2年ぶりの高い伸びで、市場予想も上回った。なお、6月の前月比は従来推定2.22%減から1.26%減に改定。
変動の大きい民間航空機の受注が前月の2倍以上に拡大した。同じく運輸機器の自動車及び部品は0.95%増、軍用航空機は18.78%減とまちまちだが、民間機の効果でセクター全体が18.35%と大きなプラスである。ほかのカテゴリーでも前月比プラスが多く、一次金属が2.62%、金属製品2.77%それぞれアップ。電気製品は5.30%増えた。コンピューター・電子機器が1.61%のプラス。コンピューターが落ちた分を、通信機器が1割近い増加で相殺した。
民間機のインパクトが大きかったことから、耐久財受注は運輸を除くと0.83%増加にとどまる。防衛を除いて4.35%増加。企業の設備投資の目安となる非防衛資本財受注は8.64%増となったが、航空機を除くと前月から0.29%減少した。
Posted by 直
2009年08月25日(火)
8月消費者信頼感指数は54.1に上昇、予想上回る
[経済指標]
米有力シンクタンクのカンファレンス・ボードによると、8月の消費者信頼感指数は54.1となった。7月の47.4(修正値)より高く、3ヶ月ぶりに上昇。市場予想も上回った。現状指数は一ヶ月前の23.3(同)から24.9、向こう半年後を占う期待指数が63.4(同)から73.5にそれぞれアップ。期待指数は2007年12月以来の高水準になったという。
カンファレンス・ボードの調査担当者は、現状指数の上昇について、消費者の雇用に関する見方がやや改善したことを反映しているとコメントした。また、景気全般や労働市場の短期見通しも上向いたと判断。ただ、賃金見通しは限定的な改善といい、賃金絡みで消費抑制が続く可能性を示した。
この調査は全米5,000世帯に対する聞き取り調査の形で行われる。本日発表した結果は18日までに集計したデータに基づいたものである。
Posted by 直
6月ケースシラー住宅価格指数、20都市総合は前月比1.39%上昇
[経済指標]
米調査会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が25日に発表した6月のS&Pケース・シラー住宅価格指数は10都市総合で前月比 1.40%上昇した。20都市総合では1.39%のプラス。いずれも2ヶ月連続アップで、また伸び率は前月の0.47%(修正値)と0.50%(同)それぞれを上回り2005年6月以来の高水準だ。
18都市で前月から価格上昇し、このうち最も高い伸びを記録したのがクリーブランドの4.18%だった。サンフランシスコが3.78%、ミネアポリス3.14%で伸び率上位3位を占めている。下がったのはデトロイト(0.80%)とラスベガス(1.99%)だった。
6 月の指数を前年比較すると、10都市総合が15.13%落ちた。2007年1月から前年割れを続けながらも、1月に過去最大の落ち込みを記録してからペースは着実にスローダウン。6月の下げ幅は昨年2月以来最小である。20都市総合は15.44%低下。やはり2007年1月から続落となりながら、昨年4月以来の小幅マイナスだ。
前年同月比では全ての都市で下がった。もっときつい落ち込みがラスベガスの32.42%。2位のフェニックスは31.63%とこれも3割を超えるマイナス。反面、ダラスが2.22%と最も小幅の値下がりだった。
Posted by 直
【 過去の記事へ 】